カトリック的伝統の再構成

  • カトリック的伝統の再構成
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ページ数
320,2p
ISBN
978-4-326-10333-1
著者情報
伊達 聖伸(ダテ キヨノブ)
1975年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授。専門は宗教学、フランス語圏地域研究

渡辺 優(ワタナベ ユウ)
1981年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻准教授。専門は宗教学、西洋神秘主義思想史、天理教研究

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商品説明

世俗的近代に敵対的だったカトリックは、現代史の展開のなかでどのような変化を遂げてきたのか。カトリック的西洋の事例から「宗教的伝統」の再編について考える。

世俗化が進行するにつれ「宗教的伝統」はどのように変化しているのか。西洋におけるカトリック的伝統の再構成を事例として解明する。

宗教的なものと世俗的なものの再編の諸相を描くシリーズ「西洋における宗教と世俗の変容」第1巻。第二ヴァチカン公会議以降、カトリック地域では世俗と宗教の関係や信仰の条件が変化し、伝統宗教が自明でなくなる一方、その再構成も進んでいる。そうした現状を、カトリックの現代西洋的なあり方や地域的な多様性を例に分析する。

目次

シリーズ巻頭言

総 論

西洋における宗教と世俗の変容――カトリック的伝統の再構成[伊達聖伸・渡辺優]
 一、カサノヴァ『近代世界の公共宗教』の議論を踏まえつつ超え出ていくために
 二、カトリシズムの歴史的変化――一九六〇年代を一つの分水嶺とみなして
 三、カトリシズムの地理的多様性――ヨーロッパ、北米、南米
 四、国際政治とグローバル化――「普遍教会」はどこへ向かうか

各 論

〈第I部 世俗の知とカトリックの知の交錯〉

第1章 ジャン・セギーとフランスの戦後宗教社会学[田中浩喜]
 はじめに――ジャン・セギーとは何者か
 一、対象を拡大する――セクトと修道会
 二、理論を輸入する――ウェーバーとトレルチ
 三、概念を洗練させる――「ユートピア」の宗教社会学
 四、観点を逆転させる――「メタファー宗教」と「宗教的近代」
 おわりに――荒野を流浪する

第2章 ケベックにおける宗教学の誕生――フランス宗教社会学との交流を背景として[伊達聖伸]
 はじめに
 一、フランスにおける宗教学の誕生とカトリック的宗教社会学の盛衰
 二、ケベックにおける宗教研究の刷新
 三、UQAMにおける「宗教学」(religiologie)の誕生
 四、ケベックにおける宗教研究の多様性――モントリオール、ケベック市、シェーブルック
 五、一九七〇年代以降のケベック宗教社会学――アンリ・デロッシュの受容をめぐって
 おわりに――神学部が閉鎖されるなかでの宗教研究

第3章 イタリアのカトリック的伝統における宗教史学――ペッタッツォーニの「信教の自由」論を中心に[江川純一]
 はじめに ペッタッツォーニの転回――同時代イタリアへの批判的視点
 一、国際宗教史学会議ローマ大会(一九五五年)をめぐって
 二、講演「イタリアにおける教会と宗教生活」(一九五七年)
 三、講演「イタリアにおける信教の自由のために」(一九五八年)
 四、ペッタッツォーニ以後
 おわりに

〈第II部 カサノヴァ「公共宗教」論の見直し、その限界と可能性〉

第4章 ポーラ ほか

商品詳細

シリーズ名
西洋における宗教と世俗の変容 1
出版社名
勁草書房
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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