ケアの倫理 フェミニズムの政治思想
発売日:2024年1月
- ページ数
- 328,8p
- ISBN
- 978-4-00-432001-2
- 著者情報
- 岡野 八代(オカノ ヤヨ)
1967年三重県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。博士(政治学)。現在、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専攻、政治思想、フェミニズム理論
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商品説明
ひとはケアなしでは生きていけない。それでは、ケアをするのは誰なのか?ケアされる/する人間の真実の姿から正義や政治を問い返し、“もうひとつの声”を聴き取るケアする民主主義を追求。
身体性に結び付けられた「女らしさ」ゆえにケアを担わされてきた女性たちは、自身の経験を語る言葉を奪われ、言葉を発したとしても傾聴に値しないお喋りとして扱われてきた。男性の論理で構築された社会のなかで、女性たちが自らの言葉で、自らの経験から編み出したフェミニズムの政治思想、ケアの倫理を第一人者が詳説する。
目次
序 章 ケアの必要に溢れる社会で
第1章 ケアの倫理の原点へ
1 第二波フェミニズム運動の前史
2 第二波フェミニズムの二つの流れ――リベラルかラディカルか
3 家父長制の再発見と公私二元論批判
4 家父長制批判に対する反論
5 マルクス主義との対決
第2章 ケアの倫理とは何か――『もうひとつの声で』を読み直す
1 女性学の広がり
2 七〇年代のバックラッシュ
3 ギリガン『もうひとつの声で――心理学の理論とケアの倫理』を読む
第3章 ケアの倫理の確立――フェミニストたちの探求
1 『もうひとつの声で』はいかに読まれたのか
2 ケアの倫理研究へ
3 ケア「対」正義なのか?
第4章 ケアをするのは誰か――新しい人間像・社会観の模索
1 オルタナティヴな正義論/道徳理論へ
2 ケアとは何をすることなのか?――母性主義からの解放
3 性的家族からの解放
第5章 誰も取り残されない社会へ――ケアから始めるオルタナティヴな政治思想
1 新しい人間・社会・世界――依存と脆弱性/傷つけられやすさから始める倫理と政治
2 ケアする民主主義――自己責任論との対決
3 ケアする平和論――安全保障論との対決
4 気候正義とケア――生産中心主義との対決
終 章 コロナ・パンデミックの後を生きる――ケアから始める民主主義
1 コロナ・パンデミックという経験から――つながりあうケア
2 ケアに満ちた民主主義へ――〈わたしたち〉への呼びかけ
あとがき
参考文献
商品詳細
- シリーズ名
- 岩波新書 新赤版 2001
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
注意事項
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