ポジショナリティ 射程と社会学的系譜
発売日:2023年12月
- ページ数
- 518,24p
- ISBN
- 978-4-326-60364-0
- 著者情報
- 池田 緑(イケダ ミドリ)
2000年慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、大妻女子大学社会情報学部准教授
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商品説明
ポジショナリティ論を社会学の伝統的な系譜に位置づける。ポジショナリティをめぐる深刻な齟齬や係争はなぜ、どのように起こるのか。社会学、コロニアリズム研究、ジェンダー研究、心理学、歴史学、教育学などさまざまな学問分野で用いられている「ポジショナリティ」の概念と諸論点を社会学的に検討、共通認識を形成することを目指す。
批判理論の文脈で解釈されることが多かったポジショナリティ論を社会学の伝統的な系譜に位置づけ,共通認識を形成することを目指す。
ポジショナリティをめぐる深刻な齟齬や係争──抑圧が再生産される構造を問う議論が個人的なアイデンティティや選択を問題にされていると取られるような──はなぜ,どのように起こるのか。本書はポジショナリティについて,社会学,とくにコロニアリズム研究とジェンダー研究の領域を念頭に,その概念と諸論点を検討するものである。
目次
はじめに
第一章 ポジショナリティの射程
1 ポジショナリティをめぐる齟齬と係争
2 ポジショナリティが焦点化する領域
3 ポジショナリティの事実性
4 ポジショナリティと価値自由
5 ポジショナリティの位置づけ
第二章 ポジショナリティの系譜(1)──ジェンダーを基点として
1 ポジショナリティ論の系譜(1)──ジェンダーとインターセクショナリティ
2 インターセクショナリティ文脈の日本での受容と展開
3 ポジショナリティ論の系譜(2)──インターセクショナリティと責任
第三章 ポジショナリティの系譜(2)──集団責任を基点として
1 ポジショナリティ論の系譜(3)──集団責任論
2 集団責任系譜の日本での展開(1)──利益の定位
3 集団責任系譜の日本での展開(2)──様態と行為の区分
4 集団責任系譜の日本での展開(3)──相互理解への希望
5 具体理論/具体分析としてのポジショナリティ論
第四章 ポジショナリティの認識構造
1 権力露現関係とポジショナリティの定位
2 ポジショナリティの被投性
3 存在様態と行為の混同
4 ポジショナリティと認識文脈
第五章 ポジショナリティと集団の責任
1 ポジショナリティで問題となる集団
2 帰属集団と闘争集団
3 集団の差異化と包摂、およびその動的側面
4 ポジショナリティにかかわる責任(1)──責任の存在様態
5 ポジショナリティにかかわる責任(2)──受益責任
6 ポジショナリティにかかわる責任(3)──当事者責任
第六章 ポジショナリティにかかわる解消責任
1 解消責任と解消行為
2 責任倫理と解消責任──“決断主義”への批判をめぐって
3 外在的期待要求再論
4 解消責任の個人における様態と解消行為への期待
第六章付論(1) ポジショナリティをめぐる方法論的個人主義と方法論的集合主義
第六章付論(2) 道徳概念についての覚書
第七章 ポジショナリティと「心性としての植民地主義」 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 勁草書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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