源氏物語の作者を知っていますか
発売日:2023年12月
- ページ数
- 383p
- ISBN
- 978-4-479-32077-7
- 著者情報
- 高木 和子(タカギ カズコ)
1964年生まれ。東京大学大学院博士課程修了、博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科教授。平安時代の仮名文学、特に『源氏物語』が生まれるに到る文学史的な動態を探ること、そして『源氏物語』そのものの構造や表現を分析することを研究課題としている。『源氏物語の思考』(風間書房)で第五回紫式部学術賞受賞
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商品説明
天皇家と一体化するため血の争いに明け暮れ、権力の中枢を占める藤原氏。政権が道長に収斂されてゆくとき、不遇な中流貴族の娘がなぜ世界でも屈指の物語を書くことができたのか。多感な少女時代、早くして夫と死別、中宮の女房への抜擢、宮廷内の権謀術数、皇統の行方、物語に忍ばせた企み…複雑な心境が吐露される文献から紫式部の実像と平安文化のリアルを描く。紫式部の何が、どうすごかったのか。何を書こうとしたのか?一千年も読み継がれている人気の秘密とは!?「名前は知っているけれど、作品も大体見当がつくけれど」という人でも大丈夫。知っているようで知らない紫式部と『源氏物語』、教科書にはない面白さ!
※お届け日が変更になりました
12月9日→12月11日
目次
はじめに――『源氏物語』成立のオモテを読み、ウラを読む
第1章 平安時代を覗いてみませんか
●知るほど不思議な平安朝の文化――漢字と仮名と絵と
なぜ「ひらがな」「カタカナ」が生まれたか/漢文の学問と政治/代わりに作る、代わりに書く/絵とともに楽しむ物語
●恨みを抱えて死んだ者たち――政治の勝者と敗者
天皇になれない皇子たち/さまよえる怨霊/河原の院の伝承/死者からの働きかけ
●妻は複数で当たり前?――多情な男に悩まされる女たち
恋の始まりと結婚の形/複数の妻たちの中で/『蜻蛉日記』の目指すリアリズム/家出する女
●藤原道長の権勢極まる――時代を創った怪物
道長はいかなる家系の人か/摂関をめぐる争い/権勢確立の背後で/そして道長とはどんな人か
●まがまがしい京のまち――「もの」と病、そして……
百鬼夜行の棲む平安京/コロナの惨禍を通じて/方違えと物忌/自宅は死に場所か
第2章 『源氏物語』構想の日々
●漢学の素養をもつ娘――紫式部の生い立ち
「この子が男の子だったなら」/少女時代の交友/姉君と中の君/晩婚だったワケ/音楽の素養はいかほどか
●父に付いて京を離れ――越前に下った経緯
父、無職状態から浮上/伝承の真実は/見ぬ土地を歌う
●年の離れた男との結婚――出会いと別れ
宣孝という人/空?は紫式部の自画像か/夫に先立たれて/死と哀傷に拓かれる創作/歌人としての紫式部/和歌の名人のはずなのに
●彰子のもとに女房として仕える――馴染めなかった初出仕
宮仕えという零落/女房になりたかったわけではない/すでにどのくらい書いていたのか/長すぎるひきこもり
第3章 独り心浮かれぬ回想録
●渡る世間は鬼ばかり?――本意ならぬ人生
同僚から快くは思われなかった/溶け込めない複雑な心境/特別な役目を負った女房/緊張した空気がみなぎる中
●男子を産まねばならない重圧――彰子出産の記録
初産の怖さ/皇子の誕生と儀式/産養いの盛儀/乳母という立場
●明日知れぬ流れに身を任せながら――運命に翻弄される憂い
われ ほか
商品詳細
- シリーズ名
- だいわ文庫 482-1H
- 出版社名
- 大和書房
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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