「ほどほどの医療」でいこう 日本の医療の持続可能性を考える
発売日:2023年12月
- ページ数
- 281p
- ISBN
- 978-4-909818-39-3
- 著者情報
- 北口 勝司(キタグチ ショウジ)
1962年12月生まれ。1987年京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院で臨床研修を行い、その後循環器内科医として、小倉記念病院、滋賀成人病センター(現滋賀県立総合病院)、天理よろづ相談所病院、医仁会武田病院グループを経て、2003年9月より2023年3月まで枚方公済病院の循環器科部長として、循環器急性期医療と内科救急医療に尽力した
木村 洋平(キムラ ヨウヘイ)
1983年生まれ。東京大学教養学部基礎科学科科学史・科学哲学コース卒業。和光大学大学院現代社会関係論コース修了。地方公務員を経て独立。現在作家、フリーランス編集者、2020年に起業したメディア「エシカルSTORY」代表
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商品説明
この本は、日本の医療のサステナビリティ(持続可能性)について、現場と仕組みの両方から問題を見て取り、建設的な提案をしようと試みます。今、日本では医療費の増大に歯止めがかからないため、このままの医療体制はもう保てない状況です。医療費は、保険組合と公費によってまかなわれるので、結局は保険料の値上げと増税が続きます。しかし、今、少子高齢化が進み、国家財政があやぶまれる中で、若い世代、働く世代がその財源を支え続けるのは現実的ではありません。医療と介護の「2025年問題」も目の前にあります。これからも日本の医療を持続可能にするためには、過剰な医療を削り、制度を改革して医療費を減らす必要があります。具体的には、高齢者への侵襲的治療(手術など、お金のかかる治療)をぐっと減らし、保険診療の認可についても見直すのがよいでしょう。高度で高額な医療については保険診療から外し、10割の自己負担を求める「混合診療」も検討すべきと考えます。また、医療のセーフティネット(全国民が安全に守られる基本的な医療)を確保するため、イギリスのような「家庭医」制度を導入すること、さらに病院経営に公的なやり方(資本主義の競争原理とは別に、自治体が管理・監督する)を一部、導入することを提案します。これによって、基本的な医療をこれからも守れるのではないでしょうか。さらに、死生観を見直すことも大切です。今、医療の現場では「みんな、一日でも長生きするのがよい」という考え方が支配的です。しかし、人は老いて死ぬこと、また、次世代に命を引き継ぎ、世代交代することを真剣に考える時です。命や生き方について、個人でも家族の中でも公共の場でも、もっと考えて話し合うことが日本の医療のサステナビリティにじかに関わってくると思われます。
目次
本書の要約
第1章 日本の医療はこのままでは持続不可能である
第2章 日本人の亡くなり方の変化
第3章 そもそも人はなぜ死ぬのか?
第4章 診療の現場から
第5章 医療費をより上昇させるメカニズム
第6章 「家庭医」と「セーフティネット病院」の創設を提案します
第7章 高度で高額な医療は自己負担割合を増やすことを提案します
第8章 持続可能な医療、持続可能な日本社会のために
商品詳細
- 出版社名
- はるかぜ書房
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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