日本軍の治安戦 日中戦争の実相

笠原十九司/著

発売日:2023年12月

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ページ数
338,19p
ISBN
978-4-00-600471-2
著者情報
笠原 十九司(カサハラ トクシ)
1944年群馬県生まれ。東京教育大学大学院修士課程文学研究科東洋史学専攻中退。都留文科大学名誉教授。中国近現代史、日中関係史、東アジア近現代史

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商品説明

治安戦とは、占領地、植民地の統治の安定を確保するための戦略、作戦、戦闘、施策などの総称である。日本軍がおこなった治安戦(三光作戦)の発端・展開・変容の過程を丹念に辿り、加害の論理と被害の記憶からその実相を浮彫りにする。現在のウクライナ戦争やパレスチナ問題などを考える上でも示唆に富む一冊。

治安戦とは、占領地、植民地の統治の安定を確保するための戦略、作戦、戦闘、施策の総称である。日本軍が行った治安戦(三光作戦)の過程を丹念に辿り、加害の論理と被害の記憶から実相を浮彫にする。解説=齋藤一晴。

目次

プロローグ 山西省の治安戦における宮柊二と田村泰次郎
  歌集『山西省』に歌われた治安戦
  田村泰次郎「裸女のいる隊列」に描かれた治安戦
  治安戦と三光作戦

第一章 日中戦争のなかの治安戦
 1 日中戦争の開始
  中国における二つの戦場と治安戦
  盧溝橋事件
  治安維持工作の始まり
 2 一九三八年の作戦と戦闘
  長期総力戦へ
  華北の占領地統治
  特務機関の宣撫工作
 3 一九三九年の作戦と戦闘
  泥沼の戦争へ
  天皇制集団無責任体制
  重慶爆撃
  汪精衛政権樹立工作
  海軍の海南島占領
  南寧占領と北部仏印進駐の強行
  関東軍の暴走によるノモンハン事件
 4 華北における治安工作の開始
  日支新関係調整方針
  「治安粛正」の目的

第二章 華北の治安工作と「第二の満州国化」
 1 北支那方面軍の治安粛正計画
  長期化する戦争
  治安工作の思想と目的
 2 北支那方面軍の軍政実施
  抗日意識の高まり
  新民会と宣撫班の統合
 3 華北の「第二の満州国化」
  華北経済の収奪的支配
  県城と農村の支配
  プロパガンダ工作
  「第二の満州国化」構想と興亜院
 4 華北における治安戦の開始
  治安戦の開始
  治安戦初期の状況

第三章 百団大戦と治安戦の本格化
 1 一九四〇年の作戦と戦闘
  ドイツ軍の攻勢に幻惑された日本
  南進へ
 2 百団大戦の衝撃
  八路軍の攻勢
  甚大な被害
 3 なぜ百団大戦が発動されたか
  華北における抗日根拠地の成立と拡大
  八路軍総司令朱徳の報告
  百団大戦を発動させた内外情勢
 4 報復としての治安戦の本格化
  報復作戦決行
  抗日民衆対象の三光作戦

第四章 アジア・太平洋戦争と治安戦の強化
 1 一九四一年の作戦と戦闘
  国策の奔放からアジア・太平洋戦争突入へ
  「関特演」=対ソ戦発動準備
 ほか

商品詳細

シリーズ名
岩波現代文庫 学術 471
出版社名
岩波書店
サイズ
15cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

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