破壊と再生の伊勢神宮

ジョルダン・サンド/著

発売日:2023年12月

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ページ数
241p
ISBN
978-4-00-061619-5
著者情報
サンド,ジョルダン(サンド,ジョルダン)(Sand,Jordan)
1960年米国・ニュージャージー州プリンストン生まれ。1984年に日本に留学、1988年東京大学工学部建築学科修士(建築史学専攻)、1995年コロンビア大学歴史学科博士(日本近代史専攻)。現在、ジョージタウン大学教授、國學院大學特別招聘教授

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商品説明

それは「エコ」な文化遺産なのか、権威を誇示する威信財なのか―。伊勢神宮は、近年では建物の簡素さを讃えられることも多いが、その実は、古代より贅を尽くした神廟であり、また、今見る厳かな遷宮のあり方は実は近代の産物でもあった。ヤマト政権から現代に至るまで、伊勢神宮の式年造替と遷宮の本質を、文化をめぐる政治的な文脈でとらえなおした、気鋭の歴史的考察。

伊勢神宮は、近年では建物の簡素さを讃えられることも多いが、その実は古代より贅を尽くした神廟であり、また、今見る厳かな遷宮のあり方は実は近代の産物でもあった。ヤマト政権から現代に至るまで、伊勢神宮の式年造替と遷宮の本質を、文化をめぐる政治的な文脈でとらえなおした、類を見ない気鋭の歴史的考察。

目次

序 章 銅鏡と毛布
 地下から地上へ
 「歴史的時間の考古学」で考える
 遷宮の変化と造替の財源
 威信財システム「ポトラッチ」
 財産の喧嘩
 贈与の力を独占する
 本書の構成

第一章 古代国家とポトラッチの変貌
 威信財としての銅鏡
 古代日本の文化接触
 銅鏡埋葬の終焉とヤマト国家の成立
 統一王権と威信財をめぐる新戦略
 伊勢と天皇の神秘化
 流入する物資と遷宮史の開始

第二章 神宝の行方
 奉納品の明細を記録する
 大陸文化の影響
 調達と分配
 神宮の盛衰と分配の問題
 神宮から脱出する
 窃盗、そして飛神明
 木材の分配
 海を渡った神宝

第三章 宝物から文化財へ
 神宮神宝を再分類する
 発掘を待つ埋蔵品の山?
 明治二年の建白書
 国民国家のための旧物へ
 「天産人造の器財」の神宮神宝
 帝室のお下がりとオーラ
 神宝、地上の石造建築へ

第四章 黄金の桶をめぐる一件
 「黄金の御樋代」と新政府
 金の循環からの離脱へ
 聖なる物品の目方と感触
 神秘の創出
 見えない宝の磁力

第五章 お祭り騒ぎとまつりごと
 民衆のポトラッチ
 かつてのお伊勢参り
 熱狂の夜
 参拝者の不満、神職の諦め
 「お伊勢様」から国家の祭事へ
 変容する社会と人々の意識

第六章 人新世の伊勢神宮
 持続可能性という問い
 近世の遷宮と木曽の山
 御杣山と地租改正
 新政府、遷宮準備にとりかかる
 巨木不足に直面する明治政府
 加速する森林破壊のなかで
 総力戦と式年造替遷宮
 樹齢千余年の檜を伐る
 列島の境界を越える
 森林、持続可能性、とポトラッチ

第七章 火災と再生の精神
 万治、天和、文政の火災
 火災が生む話
 幕府の対応と防火対策
 火災からの再生とその意味
 明治の火災と人々の眼差し
 市民団体の多様な動向と共通言語
 神力の ほか

商品詳細

出版社名
岩波書店
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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