物理学はまだこんなことがわかっていない
発売日:2023年10月
- ページ数
- 169p
- ISBN
- 978-4-88877-269-3
- 著者情報
- 川久保 達之(カワクボ タツユキ)
1932年生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。東京工業大学大学院理工学研究科物理学専攻博士課程修了。最初は半導体の電気伝導度がある温度で急に変わる相転移の研究をしていたが、1970年以後は、各種の発振現象や自律的に成長する流体の運動、さらには生物の機能に関わる問題など、いろいろな問題に興味をもち、広範囲の研究を行ってきた。東京工業大学名誉教授。桐蔭横浜大学終身教授。応用物理学会会長(1992‐94年)
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商品説明
ありふれた日常で起こる身近な現象に対してのふとした疑問、不思議に思う気持ちこそが新しい科学の始まりであり、科学の基本中の基本である。
日常で経験し何気なく見過ごしている様々な現象の中で、「物理的に解るとはどういうことかを考える」と同時に「物理学の限界」を考える一冊である。
自然の中に新しい問題を見つけ、好奇心をもって観察し、実験し、自ら考えていく癖を一人でも多くの人に身につけてもらえたら幸いだと日々感じている著書が、猫の飛び降りによる衝撃力・カエルの眼・樹木の吸水・肩こりに効く磁石と人体の関わり・吸い込み口の渦など身近なテーマを元に物理学という方法でアプローチし解明を試みる。
世の中の現象の中にはまだ解っていない問題が沢山あり、解けない問題の中に、未来の物理学ないしは科学が拓かれる可能性を秘めているに違いない。
目次
[目次]
はしがき
近くて遠くなった科学技術
「なぜだろう」と思う気持ちが大切
物理学とは何か
物理学の研究分野を拡げる必要がある
第1話 猫は高い所から飛び降りても怪我しない?
中学2年生のころの思い出
5メートルの高さから人が落ちる衝撃力
5メートルの高さから猫が飛び降りる場合
衝突の際の衝撃力を減らすには
第2話 樹木はてっぺんまでどうやって水を吸い上げるのか
真空による水の吸い上げは10メートルが限界
自然の樹木と植物生理学者の説明
まだ完全には解っていない問題
第3話 磁石はどうして肩こりに効くのか
磁石は肩こりに本当に効くか
磁場による皮膚温度の上昇
血行がよいとはどういうことか
肺から末梢組織へ酸素を運ぶヘモグロビン
磁場によるヘモグロビンの酸素結合比率の変化
残る大きな課題――「筋肉がこるとは何か」
第4話 水の上を走る大とかげ
君は「バシリスク」の走る姿を見たか
「バシリスクの走り」を試算してみる
水分子集合体の動的構造の謎
第5話 鏡のなかの左右と上下
朝永振一郎博士が問題にした「鏡のなかの世界」
バスガイドと乗客にとっての左右と上下
鏡映によって反転するのは鏡の面に垂直な軸だけ
鏡像に対する思い込み
議論をまとめると
第6話 カエルの眼
カエルは動いているものしか見えない
人の眼球は止まっているものを見るとき小刻みに動いている
動くもののほうがよく見える
神経細胞による映像信号の伝達
ものが見えるということの不思議さ
第7話 電車の架線の中を流れる電子の速さ
東京から猪苗代まで電子が行くのにどれくらいの時間がかかるのか
山手線の電車の架線を流れる電子のスピード問題
量子力学で見た「電子の速さとは?」
第8話 ゾウリムシにも心があるか?
ゾウリムシの走熱性
物理学者の浅はかな知恵
ゾウリムシはたくさんいるほど集まりやすい
単細胞にも備わっている「感知・判断・行動」機能
ゾウリムシと心
商品詳細
- 出版社名
- 22世紀アート
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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