新聞からみた1918 大正期再考
発売日:2023年10月
- ページ数
- 280p
- ISBN
- 978-4-86329-277-2
- 著者情報
- 長野 浩典(ナガノ ヒロノリ)
1960(昭和35)年、熊本県南阿蘇村生まれ。1986(昭和61)年、熊本大学大学院文学研究科史学専攻修了(日本近現代史)。歴史(近現代史)研究家
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商品説明
1918年は“多難な年”そして“歴史的な一大転機の年”。第一次世界大戦、米騒動、シベリア出兵、政党政治の成立、スペインかぜ。同時代の人々はこの時代をどう生きたのか―新聞を基礎資料として、大正期、特に1918年の意味を多面的に考える。
大正期(1912〜1926)の中でも「1918年」という年は実にいろいろな出来事があった。本書では、その「1918年」が特別な年、すなわち歴史的な一大転機の年だったという考えに立ち、(1)第一次世界大戦、(2)米騒動、(3)シベリア出兵、(4)スペインかぜ、(5)寺内正毅内閣から原敬内閣へ、という五つのテーマによって、日本近代の折り返し期として、その時代をとらえ直した画期的な一冊。手法も独特で、新聞資料(全国紙、地方史、極ローカル紙)によって時代を描いている。同時代に身を置いたような臨場感が伝わってくる。
目次
序 章 大正とはどんな時代だったのか
明治と昭和のはざま /桂園時代から大正政変/ヨーロッパの火薬庫/第一次世界大戦/日本の参戦と日本の中国進出/日本海軍の地中海派遣/パリ講和会議/ワシントン体制と協調外交/大戦景気と戦後恐慌/様々な社会運動/大正期の文化/天皇機関説と民本主義/「大正デモクラシー」
第一章 第一次世界大戦と格差・革命
1.大戦景気と格差・社会政策
「経済界は誇大妄想」/成金の群/細民の群/成金と細民―資本主義と格差/社会政策の必要性/大阪市の公設市場/「公設市場の社会施策的価値」/全国に広がる公設市場
2.第一次世界大戦と日本
「世界未曾有の大戦争」/「大戦四年間の犠牲」/「人間素質の低下」/総力戦と「次の戦争準備」
/軍国主義との戦いか/戦争と資本主義/「講和と平和同盟」/休戦と「冷淡な日本人」/講和とアメリカ脅威論
3.ロシア革命と日本
二月革命と十月革命/新聞のロシア革命観/レーニンの人物像/戦争と革命と「改造」
第二章 米騒動
1.米騒動とは何か
広義の「米騒動」/ヨーロッパの穀物価格上昇と食糧騒擾/中国長沙の「米騒動」/朝鮮の「米騒動」
2.米価高騰と「米騒動」
第一次世界大戦中の米価上昇/政府の「米価調節」策と限界/通貨量の膨張と米価/外米関税撤廃問題/米価調節(値下げ)反対/物価騰貴と「中流階級」の没落/陸戦隊上陸と米価/シベリア出兵と米価/「出兵宣言」と米価
3.米騒動の諸相
街頭騒擾型「米騒動」のはじまり/政府の認識と対応/「騒擾の報道禁止」とマスメディア/米価高騰と同盟罷業(ストライキ)/政党は何をしていたのか/与謝野晶子の「米騒動」/米騒動のその後
4.佐伯町の米騒動
『大分新聞』の報道/佐伯町の米価/「米価と諸物価」/「救済団」の結成とその目的/白米廉売「町民勝利」/渦巻く不満、新聞の投書欄から/二四日の米騒動/佐伯町の米騒動
5.米騒動――同時代の評価
政府の「暴動観察報告」/外国紙の評 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 弦書房
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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