農はいのちをつなぐ

宇根豊/著

発売日:2023年11月

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ページ数
181p
ISBN
978-4-00-500978-7
著者情報
宇根 豊(ウネ ユタカ)
1950年長崎県島原市生まれ(旧姓、永藤)。九州大学大学院博士課程修了。農学博士。1978年に福岡県農業改良普及員として、「虫見板」を普及し「減農薬運動」を提唱。「減農薬」という言葉は全国に広がった。「ただの虫」を発見・命名し、農の世界の生物多様性の扉を開いた。1989年に百姓となる。2000年に福岡県庁を退職し、NPO法人「農と自然の研究所」を設立。「田んぼの生きもの調査」を広げ、「生きもの指標」と「田んぼの生きもの全種リスト」を完成させた

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商品説明

田植えが終わると田んぼには、生きものたちが集まってきます。カエル、トンボ、ゲンゴロウ等々。田んぼは、私たち人間も含めたいのちの交差点です。そんな多くの「いのち」を支える農の営みとは何かを、環境稲作を提唱してきた著者と共に考えます。現代の農が抱える問題、人間の果たすべき役割に気づかされる一冊。

生きものの「いのち」と私たちの「いのち」はつながっている。そのつながりをを支える「農」という営みとは何かを、たくさんの生きものが行きかういのちの交差点・田んぼから、じっくりと考える.現代の農が抱える問題とともに、人間が多くのいのちに育まれて生きている、そんなあたりまえのことに気づかされる1冊。

目次

はじめに――不思議なこと

1章 生きもの同士が出会う不思議、そして始まる
 稲と出会う
 カエル(蛙)と出会う
 「出会う」ということ
 田んぼの中は劇場
 水の上と空の上の出会い
 土の中の出会い
 「出会い」は、海の向こうからもやってくる
 赤トンボとの会話
 生きものは、急に現れ、そして集まる
 田んぼを離れる理由
 田んぼは意外に過酷
 百姓と生きもののかかわり
 生きもの同士になるということ
 畦草とのつきあい
 「害虫」という言葉がなかった頃
 害虫の定義
 「ただの虫」の発見
 世界を外側から見る
 世界を内側から見る
 「自然」って何だろう
 土も生きもの
 土が増えてくる
 土が生きているという意味
 ミツバチが田んぼにやってくるのはなぜ
 共感があるから生きていると感じる

 コラム「生きもの語り」

2章 そうか、食べものは生きものだったんだ
 稲が米になって食べられるまで
 「そうか、食べものは生きものだったんだ!」
 「食べもの」って何だろう?
 食べものには故郷がある
 時代で変わる食べもの
 「生産履歴」は食べものの故郷と一緒?
 「表示」は何を表しているのだろう
 「よだかの星」から考える
 培養肉が問いかけてくるもの
 食べものに「いのち」を感じる?
 「いのち」を引きつぐってどういうこと?
 「実る」のは、いのちを引きつぐこと

 コラム「うんこの話」

3章 いのちといのちをつなぐ田んぼ
 田んぼで感じる「いのち」
 抜け殻を数える
 農は生きものを支えているか
 生きもののいのちを奪う職業
 農の本質=いのちを引きつぐこと
 草木へのまなざし
 「かえる」ということ
 不自然な死が増えていないか
 農業はどこに進もうとしているのか
 農業はどう変化したのか
 「いのち」を見つめる農への転換

 コラム「死体から生まれた食べもの」
 コラム「言葉にみる農耕の始 ほか

商品詳細

シリーズ名
岩波ジュニア新書 978
出版社名
岩波書店
サイズ
18cm
対象年齢
中学生 高校生
フォーマット
新書・選書

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