サービス論争の300年 欲求の視点に基づく一般理論の提案
発売日:2023年10月
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商品説明
300年もの間続くサービス労働をめぐる論争は決着しないまま、「経済のサービス化」時代を迎えた。論争が混迷に陥る原因はサービスに関する古典学説と現代理論との「掛け違い」にある。本書では、人間の欲求に注目してサービス労働の本質を探り、古典経済学の時代から続くサービスをめぐる論争に決着をつけようとするものである。
目次
第一章 理論と現実のミスマッチ
はじめに
第一節 「サービス」産業とサービス理論のミスマッチ
問題の所在
1. 「第三次産業」の合理性
2. 「財―サービス」二元論の登場
3. 現代「サービス」の社会的性格(生産性と価値形成性)
結び
第二節 史的唯物論の射程・前資本主義社会に対する構造分析の可能性
問題の所在
1. 非資本主義社会の「下部構造」は経済的諸関係だろうか
2. 「経済的下部構造」と「上部構造」の関係
3. 前資本主義社会における史的唯物論の射程
結び
第三節 欲求体制の歴史的理論
1. 先行研究の到達点
2. 先行研究の限界と問題の所在
3. マルクスの欲求体制の歴史的再編成
4. 最初の歴史的欲求としての直接的欲求
5. 労働者の直接的欲求から必要な欲求へ
6. 必要な欲求
結び
第二章 古典派経済学の課題
はじめに
第一節 スミスの生産的労働への二つの基準
1. 生産的労働の規定に埋め込まれたサービス労働
2. 生産的労働:第一の、本源的な基準
3. 生産的労働:第二の、副次的な基準
第二節 現物サービス:古典的サービスを「財―サービス」二分法から捉える誤り
第三節 サービスの古典的規定:スミスの時代の社会経済的環境の変化
1. サービス関係とサービスへの「形態的・歴史的」解釈
2. 生産的労働への第二の基準の歴史的背景:スミス時代の労働の形態
第四節 サービスの古典的規定:素材主義的解釈および資本主義的生産的労働の拡張
まとめ
第三章 サービス提供の古典的形態:直接的欲求のための生産の解体
はじめに
第一節 負の因果性の打破
1. 最初の障壁:蓄えの合理性と余剰の創出
2. 第二の障壁:社会の階層化および剰余生産の強制
3. 第三の障壁:社会的欲求およびその代理人の登 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 九州大学出版会
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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