近代京都と文化 「伝統」の再構築

高木博志/編

発売日:2023年8月

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ページ数
657,19p
ISBN
978-4-7842-2064-9
著者情報
高木 博志(タカギ ヒロシ)
京都大学人文科学研究所教授。日本近現代史

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商品説明

「京舞妓」、「おもてなしの文化」、「雅な貴族文化」など、バラ色の表象がひしめく京都文化。だがこれらの京都イメージは、近現代を通じて、政治的・社会的に、近世以来の「伝統」を基にしながらも再構築し創り出された側面が強い。本書では、近代京都をめぐるさまざまな文化を研究対象に取り上げ、その歴史的淵源を探るとともに、既存の観光言説や「京都文化」論の相対化を試みる。

「京舞妓」、「おもてなしの文化」、「雅な貴族文化」など、バラ色の表象がひしめく京都文化。だがこれらの京都イメージは、近現代を通じて、政治的・社会的に、近世以来の「伝統」を基にしながらも再構築し創り出された側面が強い。
本書では、近代京都をめぐるさまざまな文化を研究対象に取り上げ、その歴史的淵源を探るとともに、既存の観光言説や「京都文化」論の相対化を試みる。

目次

序(高木博志)

I ロマン主義と花街

《祇園町》の空間変容(加藤政洋)
マキノ映画にみる京都の花街・舞妓表象―万国博覧会から『祇園小唄 絵日傘 第一話 舞ひの袖』(1930年)へ(冨田美香)
戦後日本映画における島原―反ロマン主義的トポスとして(木下千花)
吉井勇と京都―「夢の女」の発見 異国憧憬のまなざしと祇園(細川光洋)
国画創作協会の成立(中野慎之)
梶原緋佐子初期作品研究―社会の底辺を生きた女性を描く(植田彩芳子)
〔作品紹介〕梶原緋佐子《廓美人図》1922〜24年頃、旧三枡楼所蔵

II 日本主義と京都文化

近代京都の農民美術と民芸―副業を奨励した二つの運動(青江智洋)
猪飼嘯谷と明治神宮絵画館壁画(長志珠絵)
戦時下の新村出(福家崇洋)
1940年代の寿岳文章―日本主義と民主主義(高木博志)

III 京都文化の相対化

歴史を演じる―祝祭とページェントの近代京都(ジョン・ブリーン)
東本願寺と京都画壇―明治度両堂再建における障壁画制作の道程(國賀由美子)
富岡鉄斎と考槃社(柏木知子)
境内の殺人事件―水上勉『雁の寺』と京都の裏面(イリナ・ホルカ)
「加賀百万石」の記憶と京都文化―近代金沢における都市イメージの形成(本康宏史)

IV 地域社会と京都文化

「教育的都会」京都の誕生―爛熟する官立学校誘致の経験(田中智子)
京都・尊攘堂における「活きた勤王」―近代京都文化を作り、支えた人びと(池田さなえ)
近代京都の外国人旅行者と東山―粟田の変化と美術工芸品購入を中心に(山本真紗子)
近代京都染織業と近江商人系商店―拡大の実態と染呉服の大衆化(北野裕子)
除夜の鐘と京都―草創期ラジオとの関わりに着目して(平山昇)
小売市場の普及に見る生活文化の近代的変容(和田蕗・中川理)

商品詳細

出版社名
思文閣出版
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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