関西フォークとその時代 声の対抗文化と現代詩

瀬崎圭二/著

発売日:2023年10月

  • 関西フォークとその時代 声の対抗文化と現代詩
  • 関西フォークとその時代 声の対抗文化と現代詩
ページ数
322p
ISBN
978-4-7872-7458-8
著者情報
瀬崎 圭二(セザキ ケイジ)
1974年、広島県生まれ。同志社大学文学部教授。専攻は日本近代文学、文化研究

¥3,080 税込

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商品説明

一九六〇年代から七〇年代に展開した関西フォークとは、どのようなムーブメントだったのか。岡林信康、高田渡、友部正人などのフォークシンガーの音楽実践を現代詩との交差から描き出し、社会批判や反戦のメッセージを込めた音楽性や文学運動としての側面を照らす。

ベトナム反戦運動や学生運動を背景に、社会批判や反戦のメッセージを込めた関西フォークは、多くの若者を引き付け、強い支持を得た。1969年の新宿駅西口広場でのフォークゲリラにつながる関西フォークはどのように現れ、どのような人々が関わり、何を表現し歌ったムーブメントだったのか。

本書では、関西フォークの歌詞と現代詩との関わりに着目して、岡林信康、高田渡、松本隆、友部正人などのフォークシンガーの音楽実践を「ことば」を中心に描き出す。そして、歌い手をサポートした片桐ユズルや有馬敲らの文学者・文化人の活動やその意義にも光を当てる。

関西という地でフォークソングを歌い新たな表現を追い求めた若者たちとそれを支えた文化人の交流の場として関西フォークを位置づけ、「声の対抗文化」として評価する。関西フォークの音楽性や文学運動としての側面を検証する研究書。片桐ユズルへのインタビューも収録。

※お届け日が変更になりました
10月25日→10月27日

目次

序 章 現代詩を超えて
 1 関西フォークとは
 2 なぜいま、関西フォークか
 3 難解な現代詩
 4 一九五七、八年の座談会
 5 シャンソンと現代詩
 6 行為としての詩
 7 〈詩〉を取り戻す

第1章 片桐ユズルとアメリカ
 1 〈アメリカ〉がもたらしたもの
 2 鶴見俊輔と替え歌
 3 フォークソングへの期待
 4 片桐が歌う〈死の商人〉たち

第2章 関西フォークを支えた作家たち
 1 有馬敲の転機
 2 有馬敲とフォークソング
 3 今江祥智と上野瞭
 4 小野十三郎と村田拓

第3章 “フォークの神様”岡林信康と農村回帰
 1 岡林のパフォーマンス
 2 労働と運動
 3 運動との距離
 4 “神様”とヒッピー文化

第4章 高田渡が歌う演歌と現代詩
 1 父親・高田豊の存在
 2 「my friend」
 3 演歌の利用
 4 高田渡と現代詩

第5章 フォークゲリラの登場
 1 生成と誕生
 2 延長される替え歌
 3 〈広場〉をめぐって
 4 関西フォークとフォークゲリラ

第6章 文学青年・松本隆の“風”と“街”
 1 松本隆の出発点
 2 「です・ます」調とことば遊び
 3 渡辺武信と〈風〉
 4 〈街〉へのノスタルジー
 5 〈風〉と〈街〉の交響

第7章 詩人・友部正人の可能性
 1 アングラ演劇と火炎ビン
 2 トーキングブルース「大阪へやって来た」
 3 「一本道」と「乾杯」
 4 詩人・友部正人

終章 〈関西〉なるもの
 1 なぎら健壱がみた関西フォーク
 2 なぜ関西だったのか
 3 小ささと近しさ
 4 民衆と若者
 5 声の対抗文化

商品詳細

出版社名
青弓社
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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