日本人の読書 古代・中世の学問を探る

佐藤道生/著

発売日:2023年9月

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ページ数
472,12p 図版8枚
ISBN
978-4-585-39033-6
著者情報
佐藤 道生(サトウ ミチオ)
1955年生まれ。慶応義塾大学名誉教授。専門は古代・中世日本漢学

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商品説明

人びとは何を読み、どのように学んできたのか―。古代・中世の日本において、書物を読み、解釈し、伝えていくことは、限られた人びとにのみ許される特権的な営みであった。特に中国大陸ないしは朝鮮半島経由で伝えられた漢籍(漢語で書かれた書物)は、国家を支える政治や法、さらには思想や文化体系を伝える最先端のものとして重要視された。中国の文化全般を学ぶことを目的としたこれらの学問―漢学―は、国家の制度のなかにも位置付けられ、それを担う家々では、諸種の漢籍写本・刊本を入手し、独自の学問を形成していった。書物に残された注釈の書き入れ、来歴を伝える識語、古記録や説話に残された漢学者の逸話など、漢籍の読書の高まりをいかに伝える諸資料から古代・中世における日本人の読書の歴史を明らかにする。

古代・中世の日本において、書物を読み、解釈し、伝えていくことは、限られた人びとにのみ許される特権的な営みであった。
特に中国大陸ないしは朝鮮半島経由で伝えられた漢籍(漢語で書かれた書物)は、国家を支える政治や法、さらには思想や文化体系を伝える最先端のものとして重要視された。
中国の文化全般を学ぶことを目的としたこれらの学問―漢学―は、国家の制度のなかにも位置付けられ、それを担う家では、書写・刊行された諸種の漢籍を入手し、独自の学問を形成していった。
書物に残された注釈の書き入れ、来歴を伝える識語、古記録や説話に残された漢学者の逸話など、漢籍の読書の高まりをいまに伝える諸資料から古代・中世における日本人の読書の歴史を明らかにする。

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本書ではじめてフルカラー公開する資料
『清涼山伝』
『文選集注』巻七断簡
『文選集注』巻百十一断簡
金澤文庫本『文選集注』巻六十一残簡
「佐保類切」『施氏七書講義』断簡
「佐保類切」『施氏七書講義』残簡
「道徳経切」『老子道徳経』断簡

目次

カラー口絵

本 篇
第一章 古代・中世 日本人の読書
はじめに
一、訓説の伝授
二、ヲコト点から仮名点へ
三、抄物の登場
四、伝統的な読書法の終焉
五、日本の漢文
六、本書の構成

第二章 日本に現存する漢籍古写本―唐鈔本はなぜ読み継がれたのか
はじめに
一、唐鈔本と宋刊本
二、博士家の証本
三、興福寺の蔵書

第三章 古代・中世 漢文訓読史
はじめに
一、平安時代の訓読―清原頼業の定めた『毛詩』の訓点を例として
二、仮名点の出現―北条時頼筆『白氏文集』巻三断簡を例として
三、抄物の登場―清原宣賢筆『長恨歌並琵琶行秘抄』を例として
四、結語

第四章 平安貴族の読書
はじめに
一、読書の初歩的段階
二、幼学書の修得以後
三、読書の成果

第五章 藤原道長の漢籍蒐集
はじめに
一、道長の蒐書
二、令写と受贈
三、入宋僧による宋版将来
おわりに―道長の蒐書がもたらしたもの

第六章 藤原兼実の読書生活―『素書』と『和漢朗詠集』
はじめに
一、『玉葉』に見える読書の記事
二、『素書』に対する関心
附、『素書』の成立時期

第七章 養和元年の意見封事―藤原兼実「可依変異被行攘災事」を読む
はじめに
一、執筆の経緯(七月十三日)
二、執筆の経緯(七月十四日)
三、内容の検討(第一段)
四、内容の検討(第二段と第三段)
五、意見封事から窺われる読書の傾向
六、『貞観政要』と『帝王略論』
七、結語

第八章 『論語疏』中国六世紀写本の出現
はじめに
一、日本に於ける『論語』の受容
二、『論語疏』中国六世紀写本の概要
三、本写本の価値

第九章 平安時代に於ける『文選集注』の受容
はじめに
一、式家の『文選集注』利用
二、鳳来寺旧蔵『和漢朗詠集』の書入れに見られる『文選集注』
三、摂関家と『文選集注』

第十章 金澤文庫本『春秋経伝集解』、奥書の再検討
はじめに
一、補配の ほか

商品詳細

出版社名
勉誠社
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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