言語哲学がはじまる
発売日:2023年10月
- ページ数
- 253,2p
- ISBN
- 978-4-00-431991-7
- 著者情報
- 野矢 茂樹(ノヤ シゲキ)
1954(昭和29)年、東京都に生まれる。東京大学大学院博士課程単位取得退学。東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、立正大学文学部教授。専攻は哲学
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商品説明
フレーゲからラッセル、そしてウィトゲンシュタインへ。十九世紀末から二〇世紀初頭にかけて、言葉についての問いと答えは重なり合いつながり合っていった。天才たちの挑戦は後に花開く言語哲学の源流を形作る。言葉とは何なのだろうか。本書では三人の哲学者の考え方を丁寧に辿り、ふだん何気なく使っている言葉の根本に迫る。
フレーゲからラッセル、そしてウィトゲンシュタインへ――二十世紀初頭、言葉についての問いと答えが重なりあい、つながりあっていった。天才たちの挑戦は言語哲学の源流を形作っていく。その問いを引き受け、著者も根本に向かって一歩一歩考え続ける。読めばきっとあなたも一緒に考えたくなる。とびきり楽しい言葉の哲学。
目次
はじめに
第一章 一般観念説という袋小路
1 どうして言葉は新たな意味を無限に作り出せるのか
新たな意味の産出可能性という問題
言語は有限の語彙と文法からなる
2 「猫」の意味は何か
「富士山」と「猫」
指示対象説
3 個別の猫と猫一般
太郎は「猫」の意味が分からない
個別性と一般性のギャップという問題
4 心の中に猫の一般観念を形成する?
「猫」は猫の一般観念を指示するという考え
批判その1――一般観念とは何か
批判その2――一般観念説はコミュニケーションを不可能にする
批判その3――観念もまた個別的でしかない
どこで引き返せばよかったのか
第二章 文の意味の優位性
1 私たちはただ対象に出会うのではなく、事実に出会う
『論理哲学論考』の出だし
語の意味から出発するのではなく、文の意味から出発する
2 語は文との関係においてのみ意味をもつ
要素主義
銘記されるべきは、完全な文の全体
3 文と事実の関係
文は事実の名前か
言葉と世界の基本的関係は真偽
4 述語を関数として捉える
「……は猫だ」の意味
命題関数
曖昧な述語
関係述語
命題関数を考えるメリット
命題関数と文脈原理
5 固有名の意味と文脈原理
指差して名づければ指示対象が定まるというわけではない
名前を尋ねることができるために、何を知っていなければならないのか
6 新たな意味の産出可能性の問題に答える
やっぱり要素主義の方がいい?
そんなことはない
積み木とレゴブロック
「猫はよく寝る」と「猫が寝ている」
「猫が富士山に登った」
7 合成原理
語の意味から文の意味へ
合成原理と文脈原理は矛盾している?
子どもの言語学習
第三章 「意味」の二つの側面
1 文の「意味」
驚くべき帰結
「意味」の意味
2 指示対象と ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 岩波新書 新赤版 1991
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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