もっと菌根の世界 知られざる根圏のパートナーシップ
発売日:2023年9月
- ページ数
- 334p
- ISBN
- 978-4-8067-1655-6
- 著者情報
- 齋藤 雅典(サイトウ マサノリ)
1952年東京都生まれ。東京大学大学院農学系研究科を修了後、農林水産省・東北農業試験場、同・畜産草地研究所、農業環境技術研究所を経て、東北大学大学院農学研究科教授。2018年に定年退職、同・名誉教授。研究テーマは、アーバスキュラー菌根菌の生理・生態とその利用技術。農業生態系における土壌肥沃管理。農業活動に関わるライフサイクルアセスメントなど
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商品説明
はるか昔、利害の一致によって結びついた植物と菌類。養分の受け渡しを行う菌根は、地球上でもっとも普遍的な共生の舞台となった。森林形成のカギとなる外生菌根菌ネットワーク、菌根菌と宿主樹木の共進化、新種の国産トリュフ、ツツジ科の生存を支えるエリコイド菌根菌、木材腐朽菌に寄生する菌従属栄養植物、共生を開始させるシグナル物質、アーバスキュラー菌根菌が形成する樹枝状体の崩壊など、気鋭の研究者12名がさまざまな角度から根菌の謎を解き明かす。
目次
はじめに
序 章 菌根とは何か………齋藤雅典
アーバスキュラー菌根を見てみよう
外生菌根を見てみよう
いろいろな菌根
養分の授受を通した共生
地球の緑を支える菌根
植物と菌の出合い
本書の構成
第1章 木を育て、森をつくるキノコの力─菌根ネットワークと土に眠る胞子………奈良一秀
木の成長を決定する外生菌根菌
植生遷移と菌根共生
キノコでわかった外生菌根性の一次遷移
外生菌根菌ネットワークでつくられていく森
菌根菌の埋土胞子で更新する森
【コラム】菌類の分類(齋藤雅典)
【コラム】菌根共生が教科書に掲載されるまで(奈良一秀)
第2章 地下に隠れた菌根性キノコ・トリュフを探る………木下晃彦
地下生菌?
根が深い地下生菌の歴史
じつはどこにでもいるキノコ? 地下生菌の多様性と分布
菌根共生がキノコを地下生化させた?
多様な顔ぶれ、イッポンシメジ属のキノコ
日本産地下生イッポンシメジ属の多様性
生態不明のロッカクベニダンゴ
地下生イッポンシメジ属はいつ、どのように誕生したのか
日本国内のトリュフを分類する
DNA実験
日本のトリュフの多様性
日本のトリュフに名前をつける
黒トリュフに隠蔽種の存在
トリュフはいつどこで誕生し、どのように多様化したのか
トリュフは異型交配によって子実体をつくる
トリュフの生活史を分子マーカーで探る
これまでとこれから
【コラム】キノコの下の菌糸をたどって新発見─ハルシメジ型菌根(小林久泰)
第3章 エリコイド菌根の世界─ツツジ科で生まれた謎に満ちた共生関係………馬場隆士・広瀬 大
コアツツジ科─エリコイド菌根を形成するツツジ科内の多数派グループ
コアツツジ科では根が特殊な形態に進化
表皮細胞内に菌糸コイルがつくられ、エリコイド菌根共生が成立
エリコイド菌根がさまざまな環境での生存を支える
【コラム】自分たちに有利な環境をつくり出すエリコイド菌根の「技」
エリコイド菌根菌とその仲間たち
【コラム】意外とハードルが高いエリコイド菌根菌の「定義」
商品詳細
- 出版社名
- 築地書館
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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