怪異と妖怪のメディア史 情報社会としての近世
発売日:2023年9月
- ページ数
- 245p
- ISBN
- 978-4-422-70129-5
- 著者情報
- 村上 紀夫(ムラカミ ノリオ)
1970年愛媛県今治市生まれ。大谷大学大学院文学研究科博士後期課程中退、博士(文学・奈良大学)。現在、奈良大学文学部史学科教授
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商品説明
意外とモダンな、近世の怪異現象。髪切り・一目連・石塔磨き・雀合戦・流行正月などの記録を博捜し解読する、メディア史的手法の新たな境地。
目次
■序章 メディア論としての「怪異」研究
はじめに/情報としての怪異/怪異と不思議/「妖怪」と怪異/怪異解釈とデータベースの所在/家職と中世の怪異/分散型ネットワークの構築と近世/メディアから見た怪異の地平/本書の概要
■第一章 「髪切り」―近世メディアがつくる怪異
はじめに
一 一七世紀の髪切り―寛永〜元禄
二 明和年間の髪切り―江戸・大坂
三 考証の時代―一九世紀の髪切り事件
四 「髪切り」のメディア論
おわりに
■第二章 「一目連」―情報の連鎖と拡大
はじめに
一 百科事典(レファレンスブック)の一目連
二 一目連の「正体」をめぐる言説―多度神社周辺の情報発信
三 発散する一目連像と二次創作の混沌
おわりに
■第三章 「石塔磨き」の怪―近世都市の怪異とメディア
はじめに
一 石塔磨き騒動の発端と拡大―文政一三年九月
二 歪曲・膨張と収束―文政一三年一〇月〜一一月
三 メディア流言としての石塔磨き
おわりに
■第四章 「雀合戦」―書状というメディア
はじめに
一 遠州見附
二 江戸湯島―天保三年
三 情報の収集と分析―馬琴と松浦静山
四 雀合戦を伝えるメディア
おわりに
■第五章 「流行正月」―疫病の噂とコミュニケーション
はじめに
一 宝暦九年の流行正月
二 流行正月をめぐる噂
三 禁裏をまきこんだ流行正月―安永七年
四 猿の予言―文化一一年
おわりに
■終章 メディアと怪異からみる近世社会
近世メディアのなかの怪異/予兆としての怪異/怪異の私事化/怪異のリアリティ/情報のゲートキーパー/近世の情報とネットワーク/情報を媒介するメディア/一九世紀の情報流通と社会/見ることの快楽/怪異とエンターテインメント/その後の怪異とメディア/近代化のなかの怪異
あとがき
初出一覧/図版出典一覧
商品詳細
- シリーズ名
- 叢書パルマコン・ミクロス 05
- 出版社名
- 創元社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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