上杉愼吉 国家は最高の道徳なり

今野元/著

発売日:2023年9月

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ページ数
354,14p
ISBN
978-4-623-09622-0
著者情報
今野 元(コンノ ハジメ)
1973年東京都生まれ。2021年フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞受賞。現在、愛知県立大学外国語学部教授。主著『ドイツ・ナショナリズム―「普遍」対「固有」の二千年史』中公新書、2021年、サントリー学芸賞受賞(2022年)ほか

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商品説明

天皇主権説を唱え、見据えた日本の主体性。その煩悶は、令和日本でも続いている。

上杉愼吉は、これまで「天皇機関説論争」で、「立憲学派」の美濃部達吉と対峙した「神権学派」の憲法学者とされてきた。だがその上杉が、実は西洋的=「普遍」的潮流を見据えながらも、日本「固有」へと行き着いたことは知られていない。ドイツ史家の著者が、上杉の欧米社会との交流、中国旅行・欧米旅行を分析し、日本の主体性追求の煩悶を、上杉後継者や安倍晋三まで振り返る。

目次

序 なぜ近代日本に「神権学派」が生まれたのか

第一章 東京帝国大学での洋学修練
 1 加能越からの出発
 2 東大法科での擡頭
 3 教育活動の開始
 4 研究活動の開始

第二章 ドイツ留学とドイツ帝国への傾倒
 1 ハイデルベルク及びベルリンでの留学生活
 2 アーデルスハイムでの隠遁生活
 3 カールスルーエでの行政分析
 4 帰国後の研究動向

第三章 天皇機関説論争と「神権学派」の旗揚げ
 1 美濃部達吉の登場
 2 天皇機関説論争の勃発
 3 学問から政治への重心移動

第四章 第一次世界大戦とドイツ志向の隘路
 1 吉野作造の擡頭
 2 民本主義論争の勃発
 3 『我が國』を通じた言論活動
 4 上杉派学生の離合集散

第五章 社会学研究とアメリカ脅威論の鼓吹
 1 中国旅行と西洋旅行
 2 ドイツとの訣別
 3 アメリカ合衆国への瞠目
 4 社会学の構想
 5 一君万民体制の夢
 6 国家主義運動の展開と逡巡

第六章 歿後の思想的影響
 1 突然の死
 2 上杉門下生の実践活動と上杉憲法学の国家教義化
 3 上杉思想の継承
 4 第二次世界大戦・日本国憲法と上杉思想

跋 「国家は最高の道徳なり」の目指したもの

参考文献
あとがき――第三次世界大戦の天王山
上杉愼吉略年譜
人名・事項索引

商品詳細

シリーズ名
ミネルヴァ日本評伝選
出版社名
ミネルヴァ書房
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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