父、高祖保の声を探して
発売日:2023年8月
- ページ数
- 194p
- ISBN
- 978-4-7837-3830-5
- 著者情報
- 宮部 修(ミヤベ オサム)
1937年、東京生まれ。青山学院大学大学院英米文学研究科修士課程修了。1964年、読売新聞社入社。編集局文化部で教育欄、読書欄、文化欄デスクを経て、出版部参与としてベストセラー『否認』(堀田力著)などをプロデュース。退職後、桜美林大学で10年間非常勤講師をつとめる
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商品説明
堀口大學に『雪』の詩人と評され、ビルマに戦没した高祖保。その抒情詩の世界を元新聞記者の85歳の息子が精緻に辿る。出征直前の詩「征旅」に響く声とは―肉親ならではの渾身の評伝。
蛾は
あのやうに狂ほしく
とびこんでゆくではないか
みづからを灼く 火むらのただなかに
わたしは
みづからを灼く たたかひの
火むらのただなかへ とびこんでゆく
あゝ 一匹の蛾だ
(「征旅」)
「わたしは「征旅」の中に父の唯一の声を聞き出すことが出来た。これが本書の執筆動機なのだ。わたしはあえて「征旅」を父の辞世の詩と判定した。」(「おわりに」)
堀口大學に『雪』の詩人と評され、ビルマに戦没した高祖保。その抒情詩の世界を元新聞記者の85歳の息子が精緻に辿る。出征直前の詩「征旅」に響く声とは――肉親ならではの渾身の評伝。
目次
はじめに
第一章 詩人、高祖保の肖像
幼年時代の苦悩/ゆるぎない人間関係/編集者魂/詩の限界はどこまで広がるか
第二章 父の声
第一詩集『希臘十字』 モダニズムにとりつかれて/第二詩集『禽のゐる五分間写生』 詩に俳味をとりこむ/第三詩集『雪』 「礼儀正しさ」/第四詩集『夜のひきあけ』 戦火のもと誕生した生命/追悼全詩集『高祖保詩集』収録の未刊詩集『独楽』 父の詩の新展開/辞世の詩 達観の八行、強烈なリズム
おわりに
年譜
商品詳細
- 出版社名
- 思潮社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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