日本思想と日本語 コプラなき日本語の述語制言語
発売日:2023年8月
- ページ数
- 319p
- ISBN
- 978-4-924671-77-5
- 著者情報
- 浅利 誠(アサリ マコト)
1948年青森県生まれ。文筆家。元ボルドー・モンテーニュ大学言語・文化学部名誉教授。早稲田大学哲学科修士課程修了。新ソルボンヌ大学フランス文学科博士課程修了。(仏)国立東洋言語・文化研究院日本学科講師・准教授(1984‐2008年)。ボルドー・モンテーニュ大学言語・文化学部教授(2008‐2014年)。シュルレアリスムをベースにした年二回刊行の雑誌PLEINE MARGE,Editions Peeters‐France(1985‐2009)の編集メンバー、寄稿多数。日本語文法論を「季刊iichiko」に連載,主要活動は、比較文法論における日本語文法の世界的寄与の可能性を探ること
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商品説明
日本語にはコプラ(繋辞)はない。では、その構文はいかなるものか。欧米の形而上学の哲学・論理学をいたづらに日本語文法へ持ちこんだ国語学・国文法の誤謬を徹底して批判検証し、日本語自体の文法の正しい道筋を開く渾身の論述!佐久間鼎、三上章の言語理論・文法論を西田幾多郎の論述とともに詳細に、その意味と限界を把握し、本格的な日本語文法の基盤を明示する。「ある」「あり」は動詞ではない、形容詞である。主語なき「提題表現」と、九つの助詞による格表現との協働から、述語制言語である日本語の本質が明証化される。
日本語には命題形式も?辞(コプラ)も主語もない、欧米とは構文構造がまったく違う!
西田哲学や居宣長を基盤にして、佐久間鼎、三上章の文法理論を綿密に批判継承し、間違っている国文法の根拠を明晰に論証した画期的な論述。
「ある」と「である」を混同した論理学と文法論の誤りに見られるよう、「ある」は動詞ではない形容詞である(否定形は「ない」)。この「?ている」は進行形ではない(「財布が落ちている」)。「は」と格助詞8つ(が、を、の、に、で、へ、から、まで)を明晰に確定。浅利助詞論は、日本でもっとも厳密で明解な考察である。
日本語の本質をうき立たせ、パリでの日本語教育の経験をもって、世界言語の水準で論じるも、日本人なら自分が語っている日本語を知ること!
主語がない、と言っているだけではもうすまされない!!
目次
1章 日本語とコプラ
2章 「述格」と「陳述」
3章 「主格」という用語なき日本語文法の試論
4章 「ある」は動詞なのか、形容詞なのか
5章 日本語構文論の定礎を築いた佐久間鼎
6章 構文論の原理素描
7章 西田幾多郎の場所論と構文論
8章 ヨーロッパ諸語の「他者」としての日本語
9章 形而上学の言語と日本語の間の根本的非対称
10章 「コプラ」と「なり」の非対称
商品詳細
- シリーズ名
- 知の新書 J06 Japan/language
- 出版社名
- 文化科学高等研究院出版局
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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