インフルエンザウイルスを発見した日本人

山内一也/著

発売日:2023年8月

  • インフルエンザウイルスを発見した日本人
  • インフルエンザウイルスを発見した日本人
ページ数
114,6p
ISBN
978-4-00-029721-9
著者情報
山内 一也(ヤマノウチ カズヤ)
1931年、神奈川県生まれ。東京大学農学部獣医畜産学科卒業。農学博士。北里研究所所員、国立予防衛生研究所室長、東京大学医科学研究所教授、日本生物科学研究所主任研究員を経て、東京大学名誉教授、日本ウイルス学会名誉会員、リエージュ大学(ベルギー)名誉博士

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商品説明

長らくインフルエンザウイルスの発見者は1930年代の英国グループとされてきた。だが、1918年に発生したスペイン風邪(インフルエンザの世界的流行)に際し、その病原体がウイルスであることを示していた日本人がいた。埋もれていた論文の著者山内保は、細菌よりも小さく「見えない」病原体に、どのようにして迫りえたのか。黄金期のパスツール研究所に連なる病原体の狩人たちの事績と人生をたどり、医学探究のドラマを描きだす。

1918年のインフルエンザ・パンデミックに際し、その病原体がウイルスであることを示した日本人がいた。埋もれていた論文の著者山内保は、細菌よりも小さく「見えない」病原体に、どのようにして迫りえたのか。黄金期のパスツール研究所に連なる病原体の狩人たちの事績と人生をたどり、医学探究のドラマを描きだす。

目次

序章 インフルエンザウイルスの発見者T ・ヤマノウチとは誰か
 友人からの突然の問合せ
 新聞記事に学界権威として現れた名前
 発見者の改訂へ
 パスツール研究所との新たなつながり

1 インフルエンザ菌からインフルエンザウイルスへ――インフルエンザの原因探究の歴史
 インフルエンザの歴史と細菌説の登場
 一九一八?一九年パンデミック:プファイフェル菌が病原菌なのか
 山内の実験と主張:濾過性ウイルスへ
 際立っていた山内の報告
  コラム◎共同研究者の坂上弘蔵と岩島寸三
 その後の展開
 ウイルスの発見と分離

2 天才の直感と濾過性ウイルスの概念の確立
 パスツールの直感
 狂犬病ワクチンの開発
 パスツール研究所の創立
 黄金期を迎えたパスツール研究所
 ラントシュタイナーとレヴァディティのポリオウイルスの実験
  コラム◎ラントシュタイナーの血液型発見

3 パスツール研究所の黄金期を支えたメチニコフ――波乱の人生を歩んだ異才
 生まれながらにして天才科学者
 動物学者としての道
 食細胞の発見
 パスツールとの出会い
 パスツール研究所での日々
 長寿への関心と梅毒のサル実験モデルの確立
 コレラ菌の人体実験から生まれたプロバイオティクス
 第一次世界大戦の勃発
  コラム◎破傷風抗血清の腐敗防止とワクチン開発
  コラム◎日本と強い絆をもった次兄のレフ・メチニコフ

4 パスツール研究所で山内が行った先端研究
 パスツール研究所で学んだ最初の日本人
 当時先端の研究課題にとりくむ
 梅毒の血清診断と動物モデル
 アトキシルと睡眠病
  コラム◎梅毒治療薬サルバルサンの開発
 ウィーン大学でのアナフィラキシーの研究
 外科医ドワイヨンとの共同研究
  コラム◎長野泰一のウイルス抑制因子(=インターフェロン)発見の論文

5 メチニコフのロシア調査団と野口英世のパスツール研究所訪問――山内の貴重な体験
 メチニコフの ほか

商品詳細

シリーズ名
岩波科学ライブラリー 321
出版社名
岩波書店
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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