開国前夜、日欧をつないだのは漢字だった 東西交流と日本語との出会い

小川誉子美/著

発売日:2023年6月

  • 開国前夜、日欧をつないだのは漢字だった 東西交流と日本語との出会い
  • 開国前夜、日欧をつないだのは漢字だった 東西交流と日本語との出会い
ページ数
205p
ISBN
978-4-8234-1189-2
著者情報
小川 誉子美(オガワ ヨシミ)
岐阜県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了。ソフィア大学、ヘルシンキ大学等を経て、横浜国立大学教授。専門は日本語教育学、日本語教育史。博士(政策・メディア、慶應義塾大学)

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商品説明

ペリーは日本に開国を迫るとき、日本事情を中国語文献で予習した。吉田松陰は密航をくわだて、漢文で交渉した。中国語を通して世界にアクセスした、交流の歴史。

辞書も教科書もない時代に日本語を学んだ西洋人と西洋語を学んだ日本人には、ある共通点があった。彼らは書き言葉としての中国語を用いていた。ペリー一行もヨーロッパの日本語学者もまた福沢諭吉の英学への取り組みも、漢文に支えられていた。日本と西洋が出会った歴史的場面で、未知の言語を話す相手を前に双方がどのようにサブチャンネルを活用したのか、本書は知られざる日欧の交流史を言語に焦点をあてて紹介する。

目次

はじめに

第一章 日欧の出会いと中国
一 ジパングの言語
二 日欧の出会い、鉄砲伝来の立役者は?
三 イエズス会の方針、まず日本語を学ぼう!
三・一 ザビエルの決意で始まる日本語学習
三・二 仏僧からクリスチャンに、ヴァリニャーノの方策と教師たち
三・三 宣教師たちは日本語で何ができるようになったか―日本語力の評価法
四 日本宣教から中国宣教へ
四・一 ザビエル、中国布教の意義を見つける
  中国の文物は日本の権威!?
  漢字の表意性発見!
四・二 ヴァリニャーノの計画性
  中国布教の準備
  少年使節の訪欧
四・三 ロドリゲスの危惧
  中国語学習法
  再び、「神」をどう翻訳するか
四・四 フェリペ二世、日本人を使って中国征服計画!?

第二章 在華宣教師が学んだ中国の言葉と中国文明
一 ヨーロッパに現れた中国
一・一 シノワズリ席捲、宮殿に中国間・中国式庭園現る
一・二 西洋の中国情報
二 布教と中国語の学習
二・一 宣教師という特殊な才能を持つ皇帝の「臣下」たち、官話を学ぶ
二・二 リッチを鍛えた漢字記憶法
二・三 ヨーロッパの言語から中国語へ、翻訳は二人三脚で
二・四 入華前、マカオで学ぶ中国語
二・五  スペイン托鉢修道会士は、マニラで中国語を学ぶ
二・六 中国語語学書の異なる傾向、托鉢修道会系とイエズス会系
二・七 中国人信徒、禁教下の中国からヨーロッパへ密出国!?
三 イエズス会士、満州語で清朝に仕える
三・一 漢字と満州文字―満州語で読む中国文明
三・二 専制政治と教会、ルイ一四世が派遣したブーヴェ、康熙帝に仕える
三・三 イエズス会士アミオ、「明晰な」満州語をヨーロッパに伝える
三・四 ラストエンペラー溥儀の満州語「イリ」
三・五 宣教師のラテン語と対露ネルチンスク条約
四 ヨーロッパの変わりゆく中国像
四・一 ヨーロッパの近代化と中国文明の翻訳
四・二 中国ブームのたそがれとジャポニスムの夜明け
四・三 日本の満州語研究、高橋景保の辞書

第三章 開国前夜の英・仏の中国語・ ほか

商品詳細

出版社名
ひつじ書房
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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