隋唐の詔勅

中村裕一/著

発売日:2023年6月

  • 隋唐の詔勅
  • 隋唐の詔勅
ページ数
838,9p
ISBN
978-4-7629-6723-8

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商品説明

本書において、隋唐の詔書式(大事と小事の詔書式)・慰労詔書式・発日勅式・勅旨式・論事勅書式・勅牒式・皇太子の隷書と令旨式を復元する。これらは、南北朝に起源があり、より直接的には隋の文帝の開皇公式令(582年施行)と、それを継受した煬帝の大業公式令(608年施行)を基本としたものである。また従来、勅旨と勅牒は小事の国政に関する皇帝の王言と理解されてきたが、本書では勅旨と勅牒は中書門下(宰相府)が皇帝に成り替わって、皇帝の御名において発した宰相府文書とする。「状」様式文書によって、小事の国政に関して皇帝に上呈された案件は、国政に精通した中書門下が、皇帝の御名において決裁したものであることが、勅旨式や勅牒式の文書の形状から理解できる。日唐の詔書式の相違、発日勅が日本令になかったことにも言及し、古代日本の詔勅が隋唐の文書式の単純な模倣ではなかったことを強調する。
 本書は、『唐代制勅研究』(1991年・汲古書院刊)の増補・訂正版とも言うべく、隋唐詔勅の全容を知る唯一の書である。

目次

凡 例
序 説 隋唐詔勅研究の意義と回顧
第一章 冊 書
序 節 冊書     第一節 唐代の冊書    第二節 唐代の冊授
第二章 詔書(制書)
序 節 二種類の詔書(制書)とその成立時期
第一節 詔と制                 第二節 貞観令「詔書式」
第三節 開元二十五年令「制書式」の復元     第四節 隋唐の令書と令書式
第五節 唐代詔書の淵源             第六節 隋代の詔書
第七節 隋代の詔授と奏授            第八節 隋代の詔書式
第九節 赦書と徳音               第十節 誥書(太上皇の王言)
第三章 慰労詔書(慰労制書)
序 節 慰労詔書研究の意味
第一節 日本の慰労詔書             第二節 隋代の慰労詔書
第三節 唐代の慰労詔書             第四節 慰労詔書式の復元
第五節 南北朝の慰労詔書            第六節 漢代の「皇帝問某」
第七節 敵国文書(対等文書・「致書」文書)

第四章 発日勅
序 節 従来の研究
第一節 発日勅                 第二節 発日勅式
第三節 隋代の発日勅              第四節 勅授告身式
第五節 武徳令の発日勅             第六節 勅符
第五章 勅 旨
序 節 勅旨は中書門下(宰相府)が決裁した王言
第一節 「勅旨」の語がある史料         第二節 不完全な勅旨文書
第三節 奏請状と「勅旨。宜依」の関係      第四節 中書門下の奏請と決裁
第五節 文書式を具備する勅旨二種        第六節 隋代の勅旨
第七節 勅旨式                 第八節 隋唐の令旨と令旨式
第九節 詔と勅の伝達
第六章 論事勅書
序 節 従来の研究
第一節 隋と唐初の論事勅書           第二節 唐代の論事勅書の発信事例
第三節 敦煌発見の真本「論事勅書」       第四節 論事勅書の発日
第五節 宸筆の論事勅書             第六節 論事勅書の文書式
第七節 論事勅書と慰 ほか

商品詳細

出版社名
汲古書院
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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