フーコーの〈哲学〉 真理の政治史へ
発売日:2023年7月
- ページ数
- 347,11p
- ISBN
- 978-4-00-061604-1
- 著者情報
- 市田 良彦(イチダ ヨシヒコ)
1957年生まれ。神戸大学名誉教授
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商品説明
変貌し続けた思想家ミシェル・フーコー(一九二六‐八四)の膨大かつ多様な作品群。そこには一貫性などないようにも思える。しかし、自らのことを「哲学者ではない」と語ったフーコーの底には常に、真理をめぐる独自の“哲学”があった。言説の歴史、とりわけ哲学という言説が成立する瞬間を注視し続けながら、歴史、分析哲学、ギリシャ哲学、文学芸術など多彩な領域を縦横無尽に駆け巡るフーコーの思考をトレース、“真理ゲーム”の政治的な歴史記述としての“哲学”を描き出す。最新の研究成果を踏まえた到達点。
ミシェル・フーコーとは何者なのか。常に変化した思想家の変わらぬ核心には、真理をめぐる〈哲学〉が存在した。「私は哲学者ではない」と語ったフーコー自身の言葉に抗いながら「言語」「存在(論)」「歴史」というフーコーの重要概念を読み解いていく本書は、異色のフーコー論にして、現代思想の到達点である。
目次
はじめに
第1部 言 語
第1章 〈知の考古学〉
1 考古学という方法
2 言説の理論あるいは「社会形成体」と「言説形成体」
3 言表なるもの
4 〈知の考古学〉における「真理」
第2章 ソフィストとパレーシアスト──古代の真理ゲーム
1 「真のなかにいる」と「真理のなかにいる」──アリストテレスを読むフーコー
2 ソフィストと最初の「ソフィスト」
3 オイディプスの「半分ゲーム」
4 イオンの「半分ゲーム」
第2部 存 在
第3章 フィクション、真理、主体
1 パレーシアから〈奇怪な存在論〉としての文学へ──「ニーチェ講義」を経由して
2 フィクションである言語、非存在である存在──「距たり・アスペクト・起源」
3 フィクション、寓話、経験、真理──「寓話の背後」
4 主体とその真理──「外の思考」(1)
5 バンヴェニストの影──「外の思考」(2)
6 一九六七年の合流
第4章 歴史の分割と「存在関数」
1 哲学のはじまり──イポリットの影
2 ニーチェと系譜学の概念
3 言表と言説、再び
第3部 真理─政治─歴史
第5章 一九七〇年代の「転換」
1 真理と誤謬と規範──カンギレムの影
2 「真理の政治学」──デュメジルの影
3 人間学から「生物」学へ、あるいは白痴の「放下」
4 〈性の歴史〉と〈統治性の歴史〉
5 中間地帯〈かつet〉で起きること
6 真理ゲーム──デュメジルとともに
注
あとがき
文献一覧
商品詳細
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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