岩波講座世界歴史 22「冷戦と脱植民地化 20世紀後半 1」
発売日:2023年7月
- 巻の著者
- 木畑洋一/責任編集 中野聡/責任編集
- 巻の書名
- 冷戦と脱植民地化 20世紀後半 1
- ページ数
- 302p
- ISBN
- 978-4-00-011432-5
- 著者情報
- 木畑 洋一(キバタ ヨウイチ)
1946年生。東京大学・成城大学名誉教授。イギリス近現代史・国際関係史
中野 聡(ナカノ サトシ)
1959年生。一橋大学学長。アジア太平洋国際史
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商品説明
世界大戦が終わり、連帯の力による解放の連鎖の夢は、旧植民地の人びとを鼓舞した。先進諸国の「長い平和」の傍ら、アジアでは朝鮮戦争やベトナム戦争という「熱戦」が続き、独立を成し遂げたアフリカ諸国も貧困や内戦による大量死に苦しんだ。一方、国連システムや地域統合によって国際協調も模索され続け、反戦・人権・環境保護を訴える若者の異議申し立ては、世代や国境を越えた連帯を生んでゆく。東欧やラテンアメリカなど様々な社会主義国の展開、中国のソ連型社会主義、イスラエル建国とパレスチナ問題の起源、植民地状態が続いたオセアニアや沖縄など地域の独自性にも焦点をあて、第三世界・周辺の視点から冷戦期を描き直す。
二三巻と併せて二〇世紀後半を扱う。本巻は国際関係・政治に焦点をあてる。体制選択を迫る冷戦と結びついた暴力は、脱植民地化を遂げた国々で熱戦や内戦を引き起こした。一方、グローバルな連帯を体現する国連システムが成立し、反戦運動、人権や環境への意識も広がった。第三世界・周辺の視点から冷戦期の光と闇を描く。
目次
展 望|Perspective
はしがき
自律と連帯――冷戦時代の熱い戦争を超えて………峯 陽一
はじめに
一、世界大戦の終わり方
二、冷戦の暴力と民族自決
三、第三世界の旅
四、資源、環境、敵と友
五、ポスト冷戦時代のはじまり――平和、平等、尊厳
問題群|Inquiry
国際関係史としての冷戦史………青野利彦
はじめに
一、冷戦の起源と分断体制の成立
二、冷戦と同盟
三、脱植民地化と冷戦
四、核兵器と冷戦
五、デタント(緊張緩和)
六、冷戦の終焉
おわりに
脱植民地化のアポリア………難波ちづる
はじめに
一、脱植民地化の起源
二、脱植民地化の始動
三、戦後ヨーロッパの復興と植民地開発
四、脱植民地化と人の移動
五、相次ぐ独立と苦悩
おわりに
地域統合の進展………川嶋周一
はじめに
一、欧州統合史研究と統合の前史
二、統合の成立――戦後における統合の模索からローマ条約まで
三、欧州共同体の制度化と変容――一九六〇年代から八〇年代前半までの統合
四、欧州統合のメタモルフォーゼ――一九八〇年代の活性化から欧州連合の成立へ
焦 点|Focus
さまざまな社会主義………南塚信吾
はじめに
一、戦後社会主義
二、「社会主義への多様な道」
三、社会主義体制の世界的展開――一九六〇-七〇年代
四、「新自由主義」との対決――一九八〇年代以降
終わりに
中国のソ連型社会主義――毛沢東の時代………久保 亨
一、戦後中国の出発
二、新政権の誕生と朝鮮戦争の衝撃
三、社会主義化強行後の動揺
四、転換点としての文化大革命
五、改革開放の始まりと天安門事件
六、中国のソ連型社会主義――その特徴、成果と離脱過程
アフリカ諸国の「独立」とアフリカ人エリート………砂野幸稔
はじめに
一、「独立」への過程――アフリカ人「ナショナリズム」
商品詳細
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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