中国武術の競技化 日本での普及と武術性への影響

劉暢/著

発売日:2023年6月

  • 中国武術の競技化 日本での普及と武術性への影響
  • 中国武術の競技化 日本での普及と武術性への影響
ページ数
314p
ISBN
978-4-657-23805-4
著者情報
劉 暢(リュウ チョウ)
1989年中国・河南省洛陽市生まれ。2023年国際武道大学体育学部武道学科助教。専門はスポーツ史、中国武術史

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商品説明

国際化に伴い発展した競技武術。形成過程を日本の視点から解明していく。百年前の1923年、上海で中国武術の初の全国大会が行われ、今では国際的な広がりをみせている競技武術。その過程では、重要な要素である武術性と競技性の相克が避けられなかった。

中国武術は競技性の発展に伴い国際的なスポーツとなり、現在は158カ国・地域に普及している。日本では1960年代後半に太極拳の広がりが契機となり、日本武術太極拳連盟を中心に競技大会、技術研究会、審判研修会などが行われ、中国武術の普及がみられた。中国武術が軍隊から省かれた背景、中国で「国術」と呼称された経緯、西洋スポーツの影響など時代の変遷との関わり、競技大会の歴史と競技ルールの制定・改定の過程、日本における中国武術の受容と普及について丁寧によみとく。そして、中国武術の実用性(武術性)の変容を考察し、競技武術の将来を展望する。

目次

序 章 中国武術の展開と変容
 第一節 中国武術の展開――軍隊から民間へ
 第二節 武術性の減退――競技武術の問題
 第三節 本書の課題
 第四節 先行研究
 第五節 史・資料について

第一章 中国における競技武術の台頭と発展――一九〇〇〜一九四九
 第一節 近代中国における西洋スポーツの受容
 第二節 新文化運動の洗礼
 第三節 中国武術の競技化の台頭
 第四節 中央国術館の成立――国術の始まり
 第五節 国術と西洋スポーツの融合

第二章 中華人民共和国における競技武術の成立と変容――一九四九〜二〇二二
 第一節 新中国成立後の武術活動
 第二節 武術の性質および発展方向に関する議論
 第三節 套路競技の制定および発展

第三章 日本における中国武術の受容と普及――一九〇〇〜一九七二
 第一節 二〇世紀初頭における中国武術の受容
 第二節 一九二〇年代から終戦までの中国武術の受容
 第三節 中国武術の初来日――一九四〇年の東亜武道大会と東亜競技大会
 第四節 日中国交回復(一九七二年)までの中国武術の受容

第四章 日本における競技武術の過去と現在――一九七二〜二〇二二
 第一節 競技武術の初来日――ピンポン外交の延長
 第二節 太極拳の流行と全国大会の開催
 第三節 日本における中国武術界の再統合
 第四節 国際大会における日本選手の活躍
 第五節 競技武術の国際化と武術性

終 章 中国武術の将来――武術性と競技性の相克
 第一節 研究の総括
 第二節 套路競技の武術性と課題
 第三節 展望――中国武術の将来

商品詳細

シリーズ名
早稲田大学エウプラクシス叢書 041
出版社名
早稲田大学出版部
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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