鶴見俊輔 混沌の哲学 アカデミズムを越えて
発売日:2023年6月
- ページ数
- 392,10p
- ISBN
- 978-4-00-023906-6
- 著者情報
- 高草木 光一(タカクサギ コウイチ)
1956年群馬県生まれ。慶應義塾大学名誉教授。社会思想史専攻
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商品説明
日常性からの志、希望のありかを求めて。「新しい知」のあり方を模索し続けた哲学者の、豊饒な思想世界を読み解く。
戦後日本を代表する知識人・鶴見俊輔は、民主主義と平和主義を社会に根づかせる積極的な役割を果たした人と目されながら、一方でそれらに対する懐疑を抱き続けていた。日常性に根ざす思考に可能性を見いだし、「新しい知」のあり方を模索し続けた鶴見が、彼方に見ていたものは何だったのか。その豊饒なる思想世界の解読に、「いのち」をめぐって問いを積み重ねてきた著者が挑む。
目次
はしがき
序章 正義と狂気のあいだ
思想家と二つの顔
「春子」と「退行計画」
政治と文学
ハウスキーパーと日本共産党
「反・反共」と「反共」と
本書の主題
I 反戦の思想と行動
第一章 一九六九年八月・大阪城公園
1 「反博」とベ平連の危機
ベ平連の二重構造と「反博」
声なき声の会とベ平連
2 市民と土民のあいだ
「土民」対「市民」
石川三四郎の「土民生活」とデモクラシー
「市民」という幻想
3 市民運動家としての資質
鶴見と小田との不和
悪人と善人と
I am wrong
方法としてのアンビヴァレンス
4 徳永進と「らいの家」
「反博」のなかの「らいの家」
戦争が〈らい〉を解放する
戦争とハンセン病
ベ平連に対する違和感
第二章 大東亜共栄圏とハンセン病
1 鶴見俊輔とハンセン病
書かれざるハンセン病
大江満雄とハンセン病
ハンセン病問題の核心
ハンセン病の哲学
2 ライはアジアを結ぶ
アジアとハンセン病
戦中期の大江満雄──『辻詩集』
『大東亜』からアジアへ
大江満雄の戦後
鶴見と大東亜共栄圏
3 竹内好とアジア
一二月八日の感泣
アジア主義の戦後
竹内好と大東亜共栄圏
4 「交流の家」再考
戦後の「大東亜共栄圏」構想
癩者から来者へ
第三章 反戦と好戦のあいだ
1 開高健とベトナム人民
ベトナム人民とは誰か
民族自決主義のジレンマ
ベトナム戦争とは何だったのか
ベ平連解散の謎
2 戦争という愉楽
ページェントとしての戦争
開高健への共感
古山高麗雄の「反戦屋」批判
崇高にしておぞましき戦争
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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