精神科看護 2023-5「多飲水・水中毒のケア 「厳しい目」が「柔らかい目」へ」
発売日:2023年4月
- 巻の書名
- 多飲水・水中毒のケア 「厳しい目」が「柔らかい目」へ
- ページ数
- 78p
- ISBN
- 978-4-86294-275-3
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商品説明
特集 多飲水・水中毒のケア ―「厳しい目」が「柔らかい目」へ
本特集のサブタイトルである,「『厳しい目』が『柔らかい目』へ」という言葉は,特集でもご執筆いただいた市川正典氏から頂戴した言葉です。この言葉の基本的な発想は「目(視線)は,かなりのストレス源になり得ることを肝に銘ずること」にあります。
多飲水・水中毒のケアにおいて「管理からの脱却」がいわれて久しいですが,臨床では変わらず常にこの問題は残り,患者さんはもとより援助者にも疲弊をもたらしているようです。病棟運営において管理的であることは原則でありつつ,同時にさまざまな問題を出来させる持病のようなものでもあります。
この二律背反が病棟看護の現実の様相であることは踏まえつつ,しかしそれでも,患者さんのリカバリーに向けてできることとは何か,あるいは新たにもつべき支援の発想とはいかなるものかを弛まず思考し続けることが,いま臨床で求められるのではないでしょうか。
そういった意味で,多飲水・水中毒の(より適切な)ケアの模索というものは,「いかに精神科看護があるべきかを考えること」とほぼ同意なのではないかと考えます。多飲水・水中毒のケアについて扱った本特集のなかで紹介している実践・知見が「管理からの脱却」というシフトチェンジの前に立ち,“よりよりケア”を探求しているみなさまの助けになれば幸いです。
目次
特集 多飲水・水中毒のケア ―「厳しい目」が「柔らかい目」へ
慢性多飲症患者の飲水満足量を考える
―満足するまで飲めば,それ以上は飲まなくなるのでは?
市川正典(地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立北病院 看護師)
名取公子(同 看護師)
申告飲水を定着させる
―カルピス氷を活用した試みの効果
市川正典(地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立北病院 看護師)
飯高直也(同 看護師)
リカバリーにそった多飲症患者ケア
佐野あゆみ(公益財団法人住吉偕成会住吉病院 精神看護専門看護師)
“取り締まり”の悪循環から抜け出す3つの視点
杉山 悠(医療法人明和会琵琶湖病院 精神看護専門看護師/公認心理師)
NEXT VISION
日本精神保健看護学会第33回学術集会・総会へのお誘い 3
船越明子(神戸市看護大学看護学部精神看護学分野 教授)
ANGLE
藤田式精神科事例検討会のつくり方・進め方・広げ方 2
第2回目 場をコントロールせず,場に任せる
藤田茂治(訪問看護ステーションりすたーと 所長)
ケアの視座
私が実践しているトラウマインフォームドケア 2
TICを意識したパニック症状をもつ利用者さんへの看護
宮川香子(訪問看護ステーションいしずえ 理事)
特別記事
身体拘束ゼロに向けて 3
―意見を出し合い,連携し合う
杉山直也(公益財団法人復康会沼津中央病院 理事長・院長)
牛島一成(同 看護部長)
山田信昭(同 看護課長〈精神科救急病棟〉)
内田千恵(同 作業療法係長)
鈴木智織(同 看護係長〈精神科急性期治療病棟〉)
向笠 翔(同 看護係長〈精神療養病棟〉)
池谷宏史(同 看護師〈精神療養病棟〉)
実践レポート
リカバリー志向の支援へのパラダイムシフトをめざして 経過報告その2
春日飛鳥(社会医療法人加納岩日下部記念病院 教育課長/精神看護専門看護師)
新連載
せっかくなので学びをエンターテイメントだって思う ほか
商品詳細
- 出版社名
- 精神看護出版
- サイズ
- 26cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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