絶対無の思索へ コンテクストの中の西田・田辺哲学
発売日:2023年5月
- ページ数
- 381,8p
- ISBN
- 978-4-588-13036-6
- 著者情報
- 嶺 秀樹(ミネ ヒデキ)
京都大学大学院文学研究科西洋哲学史専攻博士課程修了。テュービンゲン大学哲学博士。関西学院大学名誉教授
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商品説明
西田哲学と田辺哲学の対決ふたたび―。西洋哲学の伝統のみならず、当時最新の新カント派や現象学の潮流とも対峙し、独自な論理で哲学の新たな可能性を切り拓いた西田幾多郎と田辺元。絶対無、直観や経験、場所や時間といった主題群をめぐって二人の哲学者は何を共有し、どうすれ違ったのか。フッサール、ハイデガー、九鬼との関係も視野に収め、争点となった哲学的問題の数々を、固有の文脈のなかで丁寧に解きほぐす。全10章・補論3章の最新読解。
西洋哲学の伝統のみならず、当時最新の現象学の潮流とも対峙し、それらとは異なる論理で独自に思索した西田幾多郎と田辺元。絶対無、直観や経験、場所や時間といった主題群をめぐって二人の哲学者は何を共有し、どうすれ違ったのか。フッサール、ハイデガー、九鬼との関係も視野に収め、争点となった哲学的問題の数々を、固有の文脈のなかで丁寧に解きほぐす。全10章・補論3章の最新読解。
目次
はじめに
第一部 コンテクストの中の西田哲学
第一章 西田の場所の思想における叡智的なるもの
第一節 場所の思想における「叡智的なるもの」の位置づけ
(一)プラトンのイデア論
(二)西田の場所の概念
(三)一般者の自覚的体系
第二節 「叡智的なるもの」の基本性格
(一)西田の立場から見た種々の哲学
(二)ノエシス的限定の構造と行為的自己の立場から見たイデア
第三節 絶対無の自覚とイデア
(一)行為的自己と表現的自己の相即関係
(二)事実とイデア
第二章 西田哲学とフッサールの現象学
第一節 西田のフッサール批判
(一)フッサールとの出会い
(二)批判の二つの論点
第二節 現象学的還元と「自己を無にして見る」こと
(一)フッサールの現象学的還元
(二)無の自覚的限定の立場から見た意識の本質構造
(三)西田の自覚的形式から見た現象学的還元
第三節 西田における「叡智的なるもの」とフッサールの現象学的本質論
(一)フッサールの範疇的直観と本質直観
(二)西田における直観と思惟の関係
(三)西田の場所的自覚から見たフッサールの「本質」
第三章 西田とショーペンハウアー──美のイデアをめぐって
第一節 ショーペンハウアーの芸術論
(一)意志の形而上学におけるイデア論
(二)イデアの認識としての芸術
(三)芸術のジャンルの問題
第二節 西田のイデア論
(一)西田の自覚思想の展開
(二)「叡智的なるもの」としてのイデア
第三節 行為的直観と美のイデア
(一)行為的自己と芸術的直観
(二)事実とイデアの関係と芸術的直観
第四章 行為的直観とムーセの時空構造──西田の無の自覚的限定の立場から
第一節 無の場所的自覚から見た時の構造
(一)無の自覚の基本構造
(二)自覚的意識面におけ ほか
商品詳細
- 出版社名
- 法政大学出版局
- サイズ
- 20cm
- フォーマット
- 単行本
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