胃癌手術のための臨床解剖序説
発売日:2023年4月
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商品説明
解剖学的課題・疑問を考えつづけた消化器外科医による
上腹部消化管とその周辺をめぐる臨床解剖の探求
数百点にのぼる解剖図を通して,上腹部消化管とその周辺部位の臨床解剖を探求する。ロボット支援下胃切除術が普及していくなかで求められる,精密な解剖の理解,把握。今まさに必要な解剖書。
何故胃には大網と小網があるのだろうか? 大網の動静脈はどこから来てどこへ還るのだろうか? 膵臓の背面の筋膜構成と大動脈の主要動脈枝・腹腔動脈と上腸間膜動脈との関連をどのように考えたらよいのだろうか? 術野でしばしば遭遇する変異動脈を,合理的に説明する解剖解釈はないだろうか? などなど。(本書「序章」より抜粋)
系統解剖・局所解剖と違って臨床解剖とは,臨床上(主として手術中に)出会う局所での臓器・組織部分の相互関係・隣接関係を観察し,互いが“何故”そのような関係にあるかを考察する学問である。系統解剖・局所解剖が事象をあるがままに記載する記述解剖学であるのに反して,臨床解剖は事象に“何故”そこにあるかの“解釈”を与えるものである。(本書「第9章 要約」より抜粋)
目次
序 章 上腹部消化管をめぐる臨床解剖の概観
第1節 上腹部消化管の臨床解剖・3つの基本構成
第2節 腹部・骨盤内消化管の区分を考える
第3節 複雑な上腹部腸管の臨床解剖:その理解の方法
第4節 上腹部腸管・大腹腔内腸管・骨盤内腹膜外腸管:特徴の概観
第1章 腹側(前)間膜・背側(後)間膜・腹腔の形成
第1節 胚子板または胚盤から成人体へ
1) 考察の視点
2) 中胚葉上皮・組織の陥入
3) 体表の形成と体腔の進入
4) 体腔の広がりと腹側(前)間膜
第2節 卵黄?動脈・静脈への整理・統合と腹側(前)間膜
第3節 臍静脈と腹側(前)間膜
第4節 腹側(前)間膜,背側(後)間膜の完成
第2章 血管走行の基本型―間膜系動静脈と体壁系動静脈
第1節 血管走行の基本型
第2節 血管走行の基本型の成り立ち
1) 血管走行の基本型の成り立ち(1)
2) 血管走行の基本型の成り立ち(2)
3) 血管走行の基本型の成り立ち(3)
第3節 胎児体の伸長と原始腸管の伸長
1) 胎児体の伸長と原始腸管の伸長(1)
2) 胎児体の伸長と原始腸管の伸長(2)
第4節 再び,血管走行の基本型―立体模式図で見る 3
第5節 再び,血管走行の基本型の成り立ち―横断面での復習
第6節 上腹部での血管走行の基本型―横断面での復習
第7節 体壁系血管と間膜系血管のかかわり―骨盤内腹膜外において
第3章 体壁の基本構成―後腹膜下筋膜の成り立ちとその臨床的重要性
第1節 腸間膜系血管と体壁系血管の吻合・接点
第2節 体壁の基本構成―層構成
第3節 後腹膜腔,腹膜外骨盤での腹膜下筋膜深葉
第4節 後腹膜下筋膜の臨床上の重要性
第5節 後腹膜下筋膜の成り立ち
第4章 腸管の回転と間膜の変化
第1節 新しい視点から
1) これまでの腸管回転模式図への不満
2) 腹腔という空間の中で,腸管の回転と間膜の変化を同時に考えること
3) 腸管の回転と間膜の変化:回転と変化の種類
4) 立体図での考察:腸管並走動脈の連続性
第2節 癒合筋膜
1) 癒合 ほか
商品詳細
- 出版社名
- へるす出版
- サイズ
- 30cm
- フォーマット
- 単行本
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