世界史が苦手な娘に宗教史を教えたら東大に合格した 島田裕巳の世界宗教史入門講義

島田裕巳/著

発売日:2023年4月

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ページ数
319p
ISBN
978-4-924671-58-4
著者情報
島田 裕巳(シマダ ヒロミ)
1953年、東京都生まれ。作家、宗教学者、東京女子大学・東京通信大学非常勤講師。東京都立西高等学校卒業。東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。幼少期を、東京都杉並区和田で過ごす。学生時代に宗教学者の柳川啓一に師事し、とくに通過儀礼(イニシエーション)の観点から宗教現象を分析することに関心をもつ。新宗教の研究では第一人者として、旺盛な著述活動を行う

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商品説明

宗教家の島田裕巳氏の御息女は、高校時代、世界史が大の苦手だった。志望校は東京大学(文系)。大学入学共通テストで課されている試験科目のひとつに「世界史A」がある。また、東大の二次試験でも世界史は選択科目の一つである。この科目で高得点をとらなければ、東大入試突破はない。世界史を受験科目に選択した日から、父・島田裕巳氏の娘への〈世界宗教史〉の講義がはじまる。そして一年後――。島田氏の娘は、東大合格を果たす。宗教史を学ぶことが、なぜ世界史テスト高得点に結びついたのか。島田氏の「宗教講義」を再現する。
世界宗教史を理解すれば、世界の歴史の全体像が見えてくる――。
古代インドの歴史を学ぼうと思えば、仏教とジャイナ教の歴史を学べば見えてくるものがある。古代中国・唐の時代を学ぼうと思うとき、儒教・仏教・道教の歴史を学べば見えてくるものがある。ローマ帝国の大いなる遺産がキリスト教であり、そのキリスト教の歴史を学ぶことは、古代〜中世のヨーロッパの歴史を学ぶことでもある。そして、ユダヤ教とイスラーム教との関係も合わせて学ぶことで、世界の歴史がより深く理解できよう。
イスラーム教が創始されて以降、アラブ人ムスリムの軍隊は、中央アジアからイベリア半島にいたる広大な地域を征服し、そこに、自らの宗教に根差した新しい政治の仕組みと社会秩序を打ち立てる。その時代を知るためには、イスラーム教への理解が必須となる。
あるいは、十字軍遠征の歴史を学べば、そのまま11世紀から13世紀のヨーロッパ、アラブの世界を知ることにもなる。フランス革命について学ぶためには、キリスト教の歴史は必須である。アメリカの歴史は、キリスト教の動きとともにある。

島田裕巳氏の御息女は、父親の〈世界宗教史〉講義を受け、苦手な世界史を克服し、東大入試を突破し、東大現役入学を果たした。
島田氏の講義の神髄を凝縮した一冊。大人の学びなおしのための一冊としても役立つ、親子二世代にわたって学べる〈世界史〉入門講義である。

目次

第1講 なぜ世界史に宗教の知識が必要なのか
世界史の鍵は宗教にある/イスラーム教とキリスト教の対立/宗教は個人が選ぶものではなく、地域によって定められる/同じ神を信仰する三つの宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラーム教)/世界史で取り上げられる主要な宗教/宗教が歴史を動かす
第2講 東大の入試をどのように考えればいいのか
偏差値がすべてを決める?/東大入試は、出題の仕方が50年前と変わらない、その理由とは?/東大の記述式問
題に「正解はない」/受験勉強をするときの盲点/採点の基準はどこにあるか?/第一に「分かる文章を書く」こと/宗教が持つ二つの役割/コラム「宗教と芸術」
第3講 世界の宗教は一神教と多神教に分けられる
宗教の発生と言語/世界の「三大宗教」/世界史で扱われる12の宗教/世界宗教と民族宗教/一神教はどこからはじまったのか?/「帝国」を拡大する役割を果たした宗教/世界史の中で頻繁に起こった宗教対立
第4講 アケメネス朝ペルシアとゾロアスター教
映画『ボヘミアン・ラプソディ』から考える/古代オリエント/ゾロアスター教のシンボル「フラワシ」とは何か?/「善悪二元論」と宗教の歴史/ゾロアスター教の繁栄と衰退
第5講 ギリシア哲学は後世に多大な影響を与えることになる 
ギリシア文明の繁栄とポリス/アレクサンドロス大王の遠征/ギリシアの宗教の特徴(多神教)/哲学の発展/アリストテレス哲学の学問への影響/コラム「宗教と巡礼」
第6講 ローマ帝国が広めたキリスト教
帝国の誕生/ローマ帝国と宗教/ユダヤ教の改革運動としてはじまったキリスト教/教皇と皇帝との関係/キリスト教とユダヤ教・イスラーム教との間にある重大な相違
第7講 古代におけるインドの宗教
東洋の宗教と西洋の宗教/インドと中国の宗教観の根本的な違い/カースト制度とヴァルナ制・ジャーティ/バラモン教の歴史、仏教の歴史/ジャイナ教、ヒンドゥー教の歴史
第8講 古代における中国の宗教
儒教・道教は宗教か?/仏教における大きな変化/仏教の経典は、ブッダ没後に書かれた/儒教・道教と仏教との対立/コラム「宗教と哲学」
第9講 仏教は中国化しインドからは消滅する
キリスト教、仏教、それぞれの布教の仕方/独自な発展を ほか

商品詳細

出版社名
読書人
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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