カメラは光ることをやめて触った 歌集

我妻俊樹/著

発売日:2023年3月

  • カメラは光ることをやめて触った 歌集
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ページ数
221p
ISBN
978-4-86385-569-4
著者情報
我妻 俊樹(アガツマ トシキ)
1968年神奈川県生まれ。2002年頃より短歌をはじめる。2003年から4年連続で歌葉新人賞候補。2008年、同人誌「風通し」に参加。平岡直子とネットプリント「ウマとヒマワリ」を不定期発行。2016年、同人誌「率」十号誌上歌集として「足の踏み場、象の墓場」発表。2005年に「歌舞伎」で第三回ビーケーワン怪談大賞を受賞し、怪談作家としても活動する

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商品説明

装丁:山田和寛+佐々木英子(nipponia)

栞文:瀬戸夏子、平岡直子



夏の井戸(それから彼と彼女にはしあわせな日はあまりなかった)

我妻俊樹の短歌を初めて集成する待望の第一歌集。
誌上歌集「足の踏み場、象の墓場」から現在までの歌を含んだ唯一無二の686首。



わたしがポストニューウェーブ世代でもっとも影響を受けた歌人は我妻俊樹だ。

この歌集を前にして、可能な限り無力な読者として存在してみたかった、と思った。

──────瀬戸夏子





心がないものにこそ心があると思うから、こういう歌だけを信じられる。

我妻さんの歌は、無数の蛍が放たれた小さな暗がりのようで、一首の歌がいくつもの呼吸をしている。

──────平岡直子




2023年3月下旬発売。



【収録歌より】

名刺だよ 髪の毛を切って渡すと私のことに気づいてくれる

秋が済んだら押すボタン ポケットの中で押しっぱなしの静かな神社

渦巻きは一つ一つが薔薇なのに吸い込まれるのはいちどだけ

ガムを噛む私にガムの立場からできるのは味が薄れてゆくこと

橋が川にあらわれるリズム 友達のしている恋の中の喫茶店

目次

I カメラは光ることをやめて触った

喫煙する顔たち  

偶然はあれから善悪をおぼえた

窓をみせる穴  

どちらも蜘蛛の巣の瞳  

花瓶からきこえてくる朗読  

学園への執着  

その緑地  

カメラは光ることをやめて触った  

サマーグリーン  

星に見えない何か  

猛獣  

ポップアップ殺し  

ストロボ・ストロンボリ

小鳥が読む文章  

想像  

水中を去れ、空中が受けとめる  

夜の二十四時間

飴玉がとけるという通信  

ビター・キャンディ・オークション  

愛唱性



II 足の踏み場、象の墓場

きみが照らされる野草  

貝殻と空き家  

窓を叱れ 

大きなテレビの中の湖  

美談

完璧な野宿  

よろめきとして

光る旅  

ある県立  

煙る脚  

皮膚  

森へ映ろう  

午前2時に似ている  

神社+神社  

いらない炎を顔につけて

商品詳細

出版社名
書肆侃侃房
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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