文法と身体 曖昧な文を伝達するイントネーションとジェスチャー
発売日:2023年3月
- ページ数
- 225p
- ISBN
- 978-4-8140-0466-9
- 著者情報
- 岡久 太郎(オカヒサ タロウ)
1991年東京生まれ。静岡大学情報学部情報社会学科助教。京都大学博士(人間・環境学)。京都大学大学院人間・環境学研究科特定研究員、京都大学大学院情報学研究科特定研究員を経て現職。専門分野は認知言語学、マルチモーダル研究
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商品説明
「小さいバッグのポケット」のような曖昧な表現を、人は意味ごとに声の高低や身振りの型を変化させて伝えようとする。このような身体的工夫は、はたして文を正しく伝えているのだろうか?統語的曖昧文に共起するイントネーションとジェスチャーの相互作用を、産出・理解の両面から検討。両者を認知構文論の観点から文法的解釈とセットの「構文」として提案し、マルチモーダル研究の新たな可能性を切り拓く。
「小さいバッグのポケット」のような曖昧な表現を、人は意味ごとに声の高低や身振りの型を変化させて伝えようとする。このような身体的工夫は、はたして文を正しく伝えているのだろうか? 統語的曖昧文に共起するイントネーションとジェスチャーの相互作用を、産出・理解の両面から検討。両者を認知構文論の観点から文法的解釈とセットの「構文」として提案し、マルチモーダル研究の新たな可能性を切り拓く。
目次
はじめに
第1章 序論
1.1 言語表現以外の要素に対する伝統的な見方
1.2 言語研究と言語外的要素研究の融合
1.3 本書の目的と構成
第2章 認知的構文文法における言語外的要素
2.1 構文的アプローチと認知的構文文法
2.2 Langacker(2001)における言語外的要素の分析
2.3 言語外的要素についての認知的構文文法的研究の具体例
2.4 認知的構文文法における言語外的要素研究が抱える課題
2.5 本書の位置づけと「構文」「統語」の定義
第3章 ダウンステップによる統語構造の表示
3.1 ダウンステップと統語構造の対応関係
3.1.1 日本語におけるダウンステップの生起を決める要因
3.1.1.1 要因1:先行語のアクセントパターン
3.1.1.2 要因2:韻律的構成素
3.1.2 統語的曖昧文におけるダウンステップ
3.1.3 ダウンステップのドメインは統語構造から決定できるのか
3.1.3.1 XPの左端を跨いだダウンステップ
3.1.3.2 先行語のアクセント型の影響
3.1.4 ダウンステップと統語構造との関係を適切に捉えるために
3.2 構文としてのダウンステップの生起とリセット
3.2.1 ダウンステップの生起に関する構文の形式
3.2.2 ダウンステップの生起に関する構文の機能
3.2.3 ダウンステップを逐次処理の観点から構文として捉えた場合の課題
3.3 実験1:発話処理の観点から捉えたダウンステップの生起
3.3.1 刺激の設定と予測される結果
3.3.2 実験参加者と手続き
3.3.3 分析手法
3.3.4 結果
3.3.5 考察
3.3.5.1 ダウンステップの生起とリセットの構文的機能
3.3.5.2 与格型の長単位修飾型解釈におけるピッチ上昇
3.4 本章のまとめ ――ダウンステップの生起とリセットは発話処理を志向した構文である
第4章 ジェスチャーによる統語構造の表示
4.1 移動イベントを表す発話の統語構造とジェスチャーの対応
4.1.1 Talmy類型論:移動表現に ほか
商品詳細
- シリーズ名
- プリミエ・コレクション 123
- 出版社名
- 京都大学学術出版会
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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