環境社会学事典
発売日:2023年3月
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商品説明
環境社会学は、人間社会とその周辺の自然環境との相互作用を社会や人々の側から検討する学問である。日本の環境社会学は、公害や大規模開発の問題等の解決を目指す「環境問題の社会学」と、人間と自然環境の多様な関係性や生活世界の理解を目指す「環境共存の社会学」として展開されてきた研究がベースとなっている。ともに被害者、被災者、生活者、居住者の視点とフィールドワークを重視しながら、時には隣接する学問分野と協働し研究することが特長といえる。
新型コロナウイルス感染症、豪雨による洪水被害、猛暑・台風・豪雪の激甚化など、私たちの日常生活は多くのリスクに直面している。このようなリスクの根源には人間社会と自然環境との関係性の歪みが潜んでいる。
本事典は、こうした時代だからこそ社会にとって重要な意味を持つ、環境社会学の視座やアプローチ、これまでの研究蓄積、そして今後の展開を収載している。
目次
第I部 〈人-自然〉の変容と社会
第1章 人と自然の付き合い方
1-1自然信仰
1-2災害と向き合った暮らし
1-3風景と景観
1-4自然のリズム
1-5ローカルな知
1-6人の移動と環境
1-7環境と規範
1-8廃棄と循環
1-9水の利用と制御
1-10ヒトと動物
1-11水田と資源循環
1-12山の暮らしと資源利用
1-13海・川・水辺の利用と保全
1-Cコラム 放棄される自然
第2章近代化の矛盾としての公害・環境問題
2-1近代国家の成立と鉱害の激化
2-2四大鉱害
2-3関東大震災と帝都復興
2-4病いと公衆衛生
2-5戦後復興と高度経済成長
2-6燃料革命・エネルギー革命
2-7四大公害
2-8消費者災害
2-9都市型公害
2-10国土開発と大規模開発問題
2-11自然保護と権利
2-12廃棄物
2-13環境リスクの増大
2-Cコラム ドブ川訴訟
第3章日本における環境社会学のルーツ
3-1環境と社会の関係認識
3-2社会運動研究と環境問題
3-3公害・環境問題と市民・住民運動研究
3-4都市問題研究における環境と社会
3-5村落研究における環境と社会
3-6地域開発の研究系譜と環境問題
3-7数理・計量社会学における環境問題
3-8公害・労災・職業病研究と保健医療社会学
3-9人類学・地域研究からの問いかけ
3-10公害教育・環境教育の経験
3-C1コラム 水俣病を研究するということ
3-C2コラム 労働問題と環境
3-C3コラム 公害輸出
第4章環境社会学のポジショナリティ
4-1立場性
4-2実践性
4-3被害者の視点
4-4生活者の視点
4-5パラダイム論
4-6科学知と生活知
4-7地元とよそ者
4-8調査者-被調査者
4-9公害と環境
4-10環境というプラットフォーム
4-11生きられた社会と個人の生
4-12社会の時間・空間スケール
4-Cコラム T字型の研究戦略
商品詳細
- 出版社名
- 丸善出版
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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