EUの経済・通貨同盟 ガバナンス改革と欧州単一通貨制度のゆくえ
発売日:2023年3月
- ページ数
- 332p
- ISBN
- 978-4-7710-3726-7
- 著者情報
- 松浦 一悦(マツウラ カズヨシ)
現在、松山大学経済学部教授、博士(国際関係学)。1963年熊本県生まれ。大分大学経済学部卒業。同大学在籍中、1984年に米国サンフランシスコ州立大学へ文部省国費派遣留学。1991年3月、同志社大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。1991年4月より松山大学経済学部専任講師。同大学助教授、英国ケンブリッジ大学政治経済学部客員研究員を経て、2000年4月より現職。日本EU学会理事
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商品説明
EUは1999年に単一通貨ユーロを導入し、経済・通貨同盟の第3段階に進んだ。しかし、欧州金融危機はEUの通貨制度の脆弱さを露呈させるに至る。本書は、欧州金融危機を契機とするガバナンス改革と改革後のEMUの第3段階の展開を考察し、EUの単一通貨制度の特質と問題点を明らかにする。
EMUの深化がもたらす功罪
欧州金融危機を契機とした改革は,ユーロ圏の経済力を強化したのか,
格差と分裂を生みだしたのか.その特質と問題点を明らかにする.
EUは1999年に単一通貨ユーロを導入し,経済・通貨同盟の第3段階に進んだ.しかし,欧州金融危機はEUの通貨制度の脆弱さを露呈させるに至る.本書は,欧州金融危機を契機とするガバナンス改革と改革後のEMUの第3段階の展開を考察し,EUの単一通貨制度の特質と問題点を明らかにする.
目次
は し が き
序 章 欧州統合と欧州単一通貨制度の軌跡
第1章 ユーロ圏の金融危機
はじめに
第1節 ユーロ圏金融危機の性格規定を巡って
コラム1 ユーロ決済システム(TARGET)
第2節 ユーロ圏債務国の貿易・経常収支赤字の要因
1.輸出側の要因―単位労働コストの上昇
2.輸入側の要因―長短資本流入による内需の拡大
第3節 ユーロ圏金融危機のプロセス
1.ギ リ シ ャ
2.アイルランド
3.ポルトガル
4.ス ペ イ ン
コラム2 ユーロ圏の重債務国への金融支援
おわりに
――国際収支調整手段としてのTARGET・バランス――
第2章 EUの競争政策とギリシャの国家債務支払問題
第1節 EUの経済・通貨同盟に向けた改革とギリシャの構造改革
1.EUの制度改革
2.ギリシャの経済改革の動き
コラム3 ギリシャの小史
第2節 「双子の赤字」と外資流入の特徴
1.ギリシャのキャッチアップ
2.貿易・経常収支赤字と財政赤字の拡大
3.外資に依存するギリシャ経済
コラム4 I-Sバランス・アプローチ論
第3節 トロイカによる経済調整計画
1.2010年の経済調整計画
2.2012年の経済調整計画
3.トロイカの政策の影響
第3章 第3次金融支援後のギリシャ経済
はじめに
第1節 トロイカの視点からみたギリシャ
1. EU 域内のグローバル・バリュー・チェーン(GVC)によるギリシャの包摂
2.外国資本からみたギリシャ産業
3.地政学的要因
コラム5 ギリシャとトルコの歴史的関係
第2節 第3次金融支援から支援終了までのプロセス
1.ESMの役割
2.IMFとユーロ圏債権団の立場
3.「第4次コンプライアンス報告書」による支援終了
第3節 構造改革圧力のさらなる強化
1.税制改革
2.福祉・社会保障関連支出の抑制
3.金融 ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 松山大学研究叢書 第111巻
- 出版社名
- 晃洋書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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