複合辞研究 その成り立ちと広がり

松木正恵/著

発売日:2023年3月

  • 複合辞研究 その成り立ちと広がり
  • 複合辞研究 その成り立ちと広がり
ページ数
645p
ISBN
978-4-89476-661-7
著者情報
松木 正恵(マツキ マサエ)
1959年仙台生まれ。1982年東京学芸大学教育学部卒業。都立高校(定時制)教諭を経て、1987年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1987年青森明の星短期大学専任講師。1989年早稲田大学日本語研究教育センター助手。1993年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。その後早稲田大学教育学部助手・専任講師・助教授を経て、2004年から早稲田大学教育・総合科学学術院教授

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商品説明

第I部では複合辞に関する研究史について、20世紀までの流れを記述。第II部は文法化の考え方を取り入れながら、複合辞と引用表現との関連性、思考動詞・視覚動詞との接点について論じた。第III部では、複合辞研究と複文構文の関係について取り上げた。第IV部では、体系的に複合辞を俯瞰した従来型の研究を紹介するとともに、最近のコーパスを資料とした網羅的・体系的な研究を取り上げたうえで、複合辞研究のここれからの方向性を模索した。

目次

まえがき
I 複合辞研究史 主に20世紀中について

第1章 「複合辞」の提唱―永野賢の複合辞研究―
1. はじめに
2. 「複合辞」の提唱
2―1 永野賢(1953)による「複合辞」
2―2 「複合接続詞」と「複合感動詞」
2―3 「呼応複合」
3. 最初の複合辞用例集
3―1 国立国語研究所(1951)掲載の助詞・助動詞
3―2 複合辞という見方の萌芽
4. 複合辞の認定条件
4―1 複合助詞の認定に関する三か条
4―2 認定条件の検証
5. 永野の複合辞論の意義
5―1 助詞・助動詞論としての先見性
5―2 時枝文法の継承と修正
5―3 「表現文法」と日本語教育への応用
5―4 「文法論的文章論」における陳述の連鎖へ
6. おわりに―永野の複合辞論の位置づけ

第2章 初期の複合辞研究―水谷修・佐伯哲夫の複合辞研究―
1. はじめに
2. 水谷修(1964)の研究
2―1 時の「複合助詞」
2―2 接続助詞・複合接続助詞対照表
2―3 複合接続助詞の具体的分析例
3. 佐伯哲夫(1966)の研究
3―1 「複合格助詞」の提案
3―2 複合格助詞の内的構造(形態)
3―3 複合格助詞の外的構造(機能)
3―4 複合格助詞の文節機能
3―5 名称・定義および他の言語形式の扱い
4. おわりに

第3章 分析的傾向と複合辞―田中章夫の通時的研究―
1. はじめに
2. 田中章夫(1958)について
2―1 論理性・明晰さの追求に基づく複合辞的表現の増加
2―2 「分析的傾向」を反映した複合辞的表現
3. 田中章夫(1965)について
3―1 分析的傾向を支える三つの現象
3―2 分析的傾向の共時論的意味
4. 田中章夫(1977)について
4―1 江戸時代初期
4―2 文化・文政期
4―3 天保から幕末
4―4 明治期以降
5. おわりに

第4章 「後置詞」というとらえ方―松下大三郎から高橋太郎まで―
1. はじめに
2. 松下大三郎(1901) ほか

商品詳細

シリーズ名
ひつじ研究叢書 言語編第114巻
出版社名
ひつじ書房
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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