HACCPを支える食品微生物の自主検査 「見える化」から「見せる化」へ

戸ケ崎惠一/著

発売日:2023年3月

  • HACCPを支える食品微生物の自主検査 「見える化」から「見せる化」へ
  • HACCPを支える食品微生物の自主検査 「見える化」から「見せる化」へ
ページ数
240p
ISBN
978-4-7821-0472-9
著者情報
戸ヶ崎 惠一(トガサキ ケイイチ)
1952年東京生まれ。近畿大学農学部水産学科海洋増殖学卒業後、同、水産研究所においてマダイ稚仔のビブリオ感染症に関する研究などで研修生として入所。次いで島久薬品株式会社(現:日本細菌検査株式会社)に入社、食品衛生管理者を兼務しながら商品開発に従事し、同社食品科学研究所長を経て、代表取締役に就任、2016年に取締役を退任、現在に到る。研究、生物ラジカル研究所(山形県)とポリフェノール類のSOD様活性についての共同研究ポリフェノールオキシダーゼ阻害物質、天然抗菌剤などの研究に長年従事。直近では、マルチ蛍光スペクトル分析FISHFCによる食品衛生細菌迅速一括検査システムの商品モデルの実用開発で、北海道工業技術センター・北海道大学らとの共同研究。公的活動など、食品保全研究会認定 厚生省・衛食第31号規定の総合衛生管理過程の承認制度に係る実務者。内閣府食品安全委員会モニター。特定非営利活動法人HACCP実践研究会(主幹研究員幹事)。待定非営利活動法人近畿HACCP実践研究会(最高技術アドバイザー理事)。一般社団法人HACCPと経営(技術顧問理事)

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商品説明

食品製造現場ではHACCPに沿った衛生管理が義務化され、製造工程中の衛生管理が重要となってきました。従来の最終製品検査だけではなく、製造工程で微生物管理が問われ、簡易で迅速、リアルタイムな微生物検査が求められています。本書は、そうした時代背景を受け、新しい迅速検査法とその扱い方の原則を明らかにしています。同時に公定法といわれる国によって定められた微生物検査法との違いも、その目的と関係づけてつまびらかにしています。そうした意味で、微生物検査の考え方をきちんと整理したとも言えます。また、「簡易検査法」とは、「公定法」の「代用品」ではなく国際的にも認められ、「正規版」と同等であるとの認識を持つべきだとの主張は、微生物の数を瞬時に特定できる機器の登場と相まって、これからの微生物検査に対する認識を大きく変えていくものとして注目されます。そして、それを単に社内にとどめることなく、自社の衛生管理水準を見せていくことで、自社製品の安全性をアピールするツールとして、自主検査の役割が重要になってきていることを事例を持って紹介しています。まさに「見える化」から「見せる化」の時代になってきました。

目次

第1章 HACCP―その歴史と今日的意義
 1.1 HACCP の歴史
 1.2 HACCP の本質
 1.3 安全と安心
  1.3.1 リスクとハザード
  1.3.2 安全の定義
  1.3.3 安全と安心の関係
  1.3.4 「安心」は戦略的付加価値
  1.3.5 今日的な品質管理
 1.4 HACCP の評価
 1.5 HACCP と品質および不快なしかし不可避な欠陥との関係
  1.5.1 品 質
  1.5.2 FDA:「不快な,しかし不可避な許容できる欠陥」という 「品質懸念」
  1.5.3 安全限界点

第2章 HACCP と微生物検査
 2.1 「試験」と「検査」の用語について
2.2 最終製品検査について
  2.2.1 抜き取り検査の統計学的考え方
  2.2.2 全数検査ができないことへの理解
  2.2.3 最終製品の抜き取り検査は無用か?
 2.3 HACCP 7 原則 12 手順と検査との関わり
  2.3.1  HACCP は完璧なシステムではない
  2.3.2 【手順2:製品についての記述】では微生物検査が不可欠
  2.3.3 【原則1手順 6:危害要因分析】では自施設の微生物危害要因の検査が必要
  2.3.4 【原則5手順 10】改善措置の妥当性を見る微生物検査
  2.3.5 【原則6手順 11:HACCP の検証】としての微生物検査
 2.4 HACCP 的な検査とは ―科学に基づく・検証できる・文書 / 記録がある―
 2.5 検査における 2 つの検証 ―バリデーションとベリフィケーション
 2.6 バリデーション(validation)―検証方法の妥当性の確認―
  2.6.1 誰が,どのような方法で正しく検査できるか,という証明
  2.6.2 社内限定によるバリデーション条件の変更と必要な根拠
 2.7 ベリフィケーション(verification) ―要求水準が実際に満たされたことを客観的に示すこと―
2.8 第三者 ほか

商品詳細

出版社名
幸書房
サイズ
21cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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