テロルの女たち 日本近代文学における政治とジェンダー

倉田容子/著

発売日:2023年2月

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ページ数
246p
ISBN
978-4-909832-68-9
著者情報
倉田 容子(クラタ ヨウコ)
お茶の水女子大学大学院博士後期課程修了。博士(人文科学)。現在、駒澤大学文学部教授。専門は日本近現代文学、フェミニズム批評

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商品説明

共同体に滅亡をもたらす者、革命家として憲兵の刃に倒れる者、産まれたばかりの我が子を手にかける者―死と暴力にまみれ、恐怖の相貌を帯びた女性たちはなぜ描かれたのか。19、20世紀を生きた作家たち、宮崎夢柳・福田英子・平林たい子・三枝和子の諸作品から、今なお根強く残るジェンダー秩序と、女性表象や女性解放をめぐる問題に鋭く切り込む。

女性と政治を隔てているものとは何か?
共同体に滅亡をもたらす者、革命家として憲兵の刃に倒れる者、産まれたばかりの我が子を手にかける者……死と暴力にまみれ、恐怖(テロル)の相貌を帯びた女性たちはなぜ描かれたのか。
19、20世紀を生きた作家たち、宮崎夢柳・福田英子・平林たい子・三枝和子の諸作品から、今なお根強く残るジェンダー秩序と、女性表象や女性解放をめぐる問題に鋭く切り込む。

目次

凡例

序章 公/私区分とジェンダー

I 自由と女―宮崎夢柳の政治小説
第一章 「佳人」の死―「芒の一と叢」における女性表象
 はじめに
 一 「諸君は此の髑髏の誰れたるを知るか」
 二 勤王志士の系譜
 三 女性像の転換
 おわりに

第二章 土佐を歩く夢柳―初期テクストと土佐自由民権運動の距離
 はじめに
 一 夢柳と土佐自由民権運動
 二 陽暉楼/得月楼
 三 「近水の楼台月の面影」
 四 「芸郡紀遊」
 おわりに

第三章 「鬼啾啾」における「主義」と「私事」
 はじめに
 一 女性像の変遷
 二 公/私区分の再編と「自由」な政治的主体
 三 「私事」としての女権論
 おわりに

II 階級と女―福田英子と平林たい子
第四章 「女壮士」の行方―景山英子から福田英子へ
 はじめに
 一 英子をめぐる言説1―崇拝と侮蔑
 二 英子をめぐる言説2―〈公〉か〈私〉か
 三 『妾の半生涯』の同時代的文脈と戦略
 四 「婦人世界」における女性解放論
 おわりに

第五章 「理知」と「意志」のフェミニズム―平林たい子における公/私の脱領域化
 はじめに
 一 「承認」の政治からの再評価と批判
 二 「理知」と「行動への意志」
 三 「施療室にて」
 おわりに

第六章 境界をめぐる物語―平林たい子「夜風」論
 はじめに
 一 公的な活動様式
 二 「身辺的認識」からの脱却
 三 農民文学をめぐる論争
 四 「夜風」
 おわりに

III 文化と女―三枝和子のフェミニズム・ディストピア
第七章 亡霊的な「女性原理」―「鬼どもの夜は深い」を中心として
 はじめに
 一 滅亡への志向性
 二 亡霊としての「女性原理」
 三 「 ほか

商品詳細

出版社名
花鳥社
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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