SSA 緊急事態下の建築ユートピア

印牧岳彦/著

発売日:2023年3月

  • SSA 緊急事態下の建築ユートピア
  • SSA 緊急事態下の建築ユートピア
ページ数
382p
ISBN
978-4-306-04699-3

¥3,850 税込

17 nanacoポイント

17 セブンマイル

セブン-イレブン受取り(送料無料)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

宅配(送料¥550税込)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。

商品説明

資本主義のもたらす病弊が治癒された理想社会=ユートピアの実現へ向けて。一九三二年当時、危機の頂点にあった大恐慌という「緊急事態」を前にしてバックミンスター・フラー率いるSSAが提示した社会変革の構想とは。

一九三〇年代、大恐慌下のアメリカ。フラー率いる建築家集団SSAから発生した建築と社会の変革をめぐる活発な議論を、現代から参照する

第一次・第二次世界大戦間期の建築家たちによるユートピアへの希求とその帰結について、本書では運動の中心地であったヨーロッパにおける事例ではなく、アメリカ合衆国におけるひとつの展開に着目する。すなわち、一九三〇年代初頭のニューヨークにあらわれた「構造研究会(Structural Study Associates,SSA)」を名乗るバックミンスター・フラー率いる建築家集団と、彼らを取り巻く人々とのあいだでの議論の諸相である。大恐慌という資本主義社会の危機のさなかに活動を開始したこの団体は、産業化に立脚点をおいた建築観を背景として、大恐慌という「緊急事態(emergency)」をユートピアの「発生(emergence)」の契機へと転じるような、建築、都市、そして社会全体にわたる変革構想を提示していた。

目次

序章 見えない団体 
第I部 産業化・コミュニティ・美学――近代建築の三つの立脚点
第1章摩天楼の都市と建築家の疎外―アメリカ建築界の状況と課題
1「時―空間」建築をめざして
2 「紙上建築」論争 

第2章産業化とコミュニティ―建築雑誌の変容と近代建築をめぐる二つの立場
1産業時代の建築
2「テクニカル・ニュース・アンド・リサーチ」
3工場生産住宅論争  

第3章「インターナショナル・スタイル」を定義する―MoMA「近代建築」展への道のり
1建築の没落と再生
2一九三一年の前哨戦 

第II部 エマージェンシーからエマージェンスへ――転換点としての一九三二年
第4章「インターナショナル・スタイル」への迎撃―SSAの建築思想
1 SSAの登場と『シェルター』の創刊 
2「近代建築」展から「SSAシンポジウム」へ 
3 もうひとつの「インターナショナル・スタイル」、あるいはソヴィエト建築の問題 

第5章 大恐慌と「産業共産主義」―SSAの社会変革構想 
1緊急事態と発生
2エンパイア・ステート・アパートメント 
3マルクス主義者との対決

第III部 シェルターか、革命か?
――ニューディール期における分岐と相克
第6章SSAからFAECTへ―建築家と労働組合運動
1労働者としての建築家
2ハウジング政策批判
3資本主義下のハウジング 

第7章モビリティのユートピア―「移動住宅」をめぐる構想と論争
1 トレーラー・フィーバーと「移動住宅」
2 「モービルタウン」への旅 
3モビリティVSコミュニティ 

第8章産業化の二つの戦線―建築生産の理論化とユートピアの行方
1 技術と政治
2 環境制御と文化戦線
3 崩壊するユートピア
終章 反復される問い

商品詳細

出版社名
鹿島出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

注意事項

本の帯に関して
帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。
版・表紙について
版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。

あなたへのおすすめ