岡倉天心とインド 「アジアは一つ」が生まれるまで
発売日:2023年4月
- ページ数
- 224,71p
- ISBN
- 978-4-7664-2889-6
- 著者情報
- 外川 昌彦(トガワ マサヒコ)
1964年生まれ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。1992‐97年にインドに留学し、ベンガルの農村社会で住み込み調査を行う。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士号(社会学)。専門は、文化人類学、宗教学、ベンガル文化論
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商品説明
オリエンタリズムに抗し、アジア独自の「美術史」を打ち立てようとした、日印共闘のドラマ―。西洋が「美術」の基準とされた植民地時代のインドで邂逅した岡倉と近代インドの先覚者たちの、国境を越えた知的変革の軌跡を、日印の資料を紐解いて描き出す。
オリエンタリズムに抗し、アジア独自の「美術史」を打ち立てようとした、日印共闘のドラマ――。
日本美術の父・岡倉天心(1863?1913)
インド宗教改革運動の革命児・ヴィヴェーカーナンダ(1863?1902)
西洋が美術の基準とされた植民地時代のインドで、岡倉天心はインドの民族的・文化的独立を目指すヴィヴェーカーナンダや芸術家、宗教家、学者たち革命児たちと邂逅し、その過程で代表的な英文著作を執筆した。
本書は、岡倉がインド滞在中に執筆した『東洋の理想』の有名な冒頭の言葉「アジアは一つ(Asia is One)」を軸にして、日本とインドの文化的復興運動を連動させ、国境を越えた知的変革の軌跡を日印の資料を紐解いて描き出す、意欲的な一冊。
目次
序章
第一章 岡倉天心のインド体験
一 岡倉天心の生涯──美術史の探求
二 生涯の活動を評価する二つの立場
三 「アジアは一つ」という課題
第二章 越境するアジア知識人──「女性像」が映す日本とインド
一 一八九三年のシカゴ万国博覧会
二 横山大観とオボニンドロナト・タゴール
三 アジア近代絵画の創出
四 二人の女性のまなざし
五 越境するアジア知識人
第三章 岡倉天心の「転向」──社会進化論の克服
一 フェノロサと岡倉天心
二 ギリシア系統説の否定
三 法隆寺様式の「劇変」
四 社会進化論の時代
五 ヘーゲル美術史観の克服とインド
第四章 ヴィヴェーカーナンダと日本──託された言葉
一 ヴィヴェーカーナンダの生涯
二 ヴィヴェーカーナンダと現代インド
三 宗教観の展開
四 「仏教的退廃」の背景──ダルマパーラとの関係
五 仏教とネオ・ヒンドゥー教の「全面革命」
六 託された言葉──仏教とヒンドゥー教
第五章 インド社会像の探求
一 インド美術の起源論争
二 植民地統治とインド社会
三 ヴィヴェーカーナンダとインド知識人
第六章 ヴィヴェーカーナンダの探求
一 美術史観への関心
二 「起源」の探求
三 「アーリヤ人」学説への批判
四 再会する兄弟
終章 切り開かれた地平──多様な「アジア」へ
一 ヴィヴェーカーナンダと岡倉天心
二 反響する多様な「アジア」
三 ヴィヴェーカーナンダの呼びかけ
四 アジア主義の軌跡
商品詳細
- 出版社名
- 慶應義塾大学出版会
- サイズ
- 20cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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