街歩きと都市の様相 空間体験の全体性を読み解く
発売日:2023年2月
- ページ数
- 284p
- ISBN
- 978-4-8140-0465-2
- 著者情報
- 北 雄介(キタ ユウスケ)
長岡造形大学造形学部建築・環境デザイン学科助教。1982年、兵庫県に生まれる。2012年、京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了、博士(工学)。京都大学学際融合教育研究推進センターデザイン学ユニット特定講師を経て、2019年より現職。専門分野は街歩き、街づくり、デザインプロセス論
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商品説明
認知科学や言語学の理論を援用し、印象の変化点に注目した言語分析で都市の質に迫る。“街の雰囲気”を可視化する方法がここにある。
街角を曲がって感じる,突然の開放感や懐かしさ,爽やかな風――こうした街の雰囲気や居心地はどのように生起するのか。建物の高さや日射,交通量といった数値計測では捉えられない都市の質的な側面を,本書は〈様相〉,すなわち音や匂い,印象などを含んだ空間の全体性として考える。ではどうすればそれを可視化できるのか。多くの人が同じ〈経路〉を歩く中で捉えた,印象が変わったと感じる〈変化点〉の言葉を分析することで,都市内の諸要素が心にもたらす意味を明らかにするとともに,街づくりの実践に貢献するフィールドワークや地図制作の方法論を提案する。
目次
1. 序 論:街歩きと都市の様相
1.1. 原体験
1.2. 街を歩くということ
1.3. 機能から様相へ
1.4. 本書の構成
第I部 理論
2. 街歩き体験についての研究方法論
2.1. 先行研究
2.1.1. 『都市のイメージ』と環境心理学
2.1.2. 主流となった研究パラダイム
2.1.3. 実証主義の批判的乗り越えに向けて
2.2. 本書のアプローチ
2.2.1. 全体を捉える
2.2.2. 仮説と方法を探索する
2.3. 本書の研究方法
2.3.1. 街へ出る
2.3.2. 理論モデル-記録-記述-分析
2.3.3. 記録と記述の方法
3. 都市の様相論
3.1. 様相概念の歴史
3.2. 原広司の空間の様相論
3.2.1. 原広司の様相観と空間観
3.2.2. 三つの空間モデル
3.2.3. 経路
3.3. 本書のベースとなる理論モデル
3.3.1. 様相の定義
3.3.2. 心理主義的アプローチ
3.3.3. 類似と差異
3.3.4. 基本ダイアグラム
3.3.5. アトラクターと経路
3.4. 様相と記憶
3.4.1. フレームとその更新
3.4.2. 短期的フレームと長期的フレーム
3.4.3. フレームの知識構造
3.4.4. フレームのプロセス
第II部 実験
4. 経路歩行実験
4.1. 実験ルート
4.1.1. 経路からルートへ
4.1.2. 三つのルート
4.2. 実験日程と被験者
4.3. 捉えた様相の記録
4.3.1. 記録の二つのスケール
4.3.2. 実験と記録の方法
4.3.3. 得られた記録データ
5. 記述・分析-1 空間的経路と様相
5.1. 記述と分析の流れ:三つの経路から
5.2. 基本的記述-1 ルート全体の様相の遷移
5.2.1. 領域分割グラフ
5.2.2. エッジとエリア
5 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 京都大学学術出版会
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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