版画芸術 見て・買って・作って・アートを楽しむ No.199(2023春)「特集棟方志功「板画」の極意」
発売日:2023年3月
- 巻の書名
- 特集棟方志功「板画」の極意
- ページ数
- 168,8,4p
- ISBN
- 978-4-87242-575-8
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商品説明
棟方志功は日本で最も有名で、同時に広く世界でも知られた版画家です。青森の刀鍛冶の家に生まれ、油彩画家を志して上京しますが、生まれつき目が悪く、遠近感やモデルの輪郭もわからないほどでした。棟方は、当時の日本画壇における最高権威であった、帝展への入選を目指しますが、やがて版画こそが日本固有の美術であると考えるようになります。
版画制作を始めた棟方は、独自の版画哲学を持ち、独創性に富んだ作品を次々と生み出しました。それらの作品は、戦後、海外の国際美術展で高く評価され、「世界のムナカタ」は、その後に続く日本の近現代版画隆盛の嚆矢となりました。
本特集では棟方志功生誕120年を記念し、その作品の魅力を「装飾性」「怪物性」「巨大性」「国際性」「意匠性」「郷土愛」という6つのカテゴリーで紹介します。
目次
巻頭特集 棟方志功「板画」の極意
■志功の「装飾性」
版画を始めた最初期の作品から、モチーフや文字を模様のように表現する独自のスタイルを獲得していった時期の作品を紹介します。
■志功の「怪物性」
「民藝運動」の指導者・柳宗悦らに見出され、仏教という新たな画題を得た棟方は、さらにオリジナリティを加えることで、唯一無二の作品世界を生み出します。
■志功の「巨大性」
浮世絵の時代から、版画は手に取って楽しむ「卓上芸術」と考えられてきました。しかし棟方は、版木を何枚も組み合わせて摺り、額に複数の作品を入れたり、巻物のように繋げたりすることで、巨大な作品を制作しました。
■志功の「国際性」
これまでの版画には無かった特徴をもつ棟方の「板画」は、戦後、海外の国際展で受賞を重ね、やがて「世界のムナカタ」として世界中に知られるようになりました。
■志功の「意匠性」
棟方はデザイン感覚に優れ、書籍の挿絵や装幀の仕事も多くこなしました。その仕事は生涯に1,000点を超えると言われています。
■志功の「郷土愛」
棟方は生まれ故郷の青森に、生涯特別な愛着を持ち続けました。とりわけ晩年に青森を題材とした作品を多く制作しています。
特集総論
「棟方志功 登場」の背景 談・西山純子(千葉市美術館学芸員)
棟方志功 その人と「板画」 談・石井頼子(棟方志功研究者)
棟方志功 略年譜
特集関連展覧会
生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ/富山県美術館・青森県立美術館・東京国立近代美術館
生誕120年記念特別企画展 「二菩薩釈迦十大弟子」への道/南砺市立福光美術館
棟方志功を楽しめる美術館
棟方志功記念館(青森)/南砺市立福光美術館(富山)/青森県立美術館
版画家ヒストリー 上野 遒(木版)
上野 遒―人間像の表面と内面 文・松山龍雄(小誌編集主幹)
「版画アートコレクション」の作家 武田あずみ
武田あずみのシニカルな「日常劇場」考 文・坂爪厚生(銅版画家)
写真芸術の世界 「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容
瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 阿部出版
- サイズ
- 29cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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