危機の時代の市民と政党 アイスランドのラディカル・デモクラシー
発売日:2023年2月
- ページ数
- 293p
- ISBN
- 978-4-7503-5499-6
- 著者情報
- 塩田 潤(シオタ ジュン)
1991年大阪府生まれ、神戸大学大学院国際協力研究科部局研究員、龍谷大学法学部非常勤講師、法政大学キャリアデザイン学部兼任講師。専門は政治学、政党論および社会運動論。神戸大学大学院国際協力研究科博士課程修了。ピサ高等師範学校社会運動研究所研究留学などを経て現職
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商品説明
近代的な議会政治が最初に誕生したといわれる北欧の島国、アイスランド。2008年の金融危機は、代表制民主主義の正統性をも揺るがせた。政党はもう時代遅れなのか。いかにして市民は政治を変えることができるのか。憲法改正運動と新たな市民政党の結成を取り上げ、今日の民主主義の動態を解き明かす。
近代的な議会政治が最初に誕生したといわれる北欧の島国アイスランド。2008年の金融危機以後、代表制民主主義の正統性が揺らぐなかで勃興した、憲法改正運動とアイスランド海賊党の結成を取り上げながら、市民社会と政党政治の相互作用を解き明かす。
目次
序章 危機の時代とアイスランドの民主主義
第1節 危機の時代
第2節 「危機」、いかなる危機か
(1)代表制民主主義の危機と世界金融危機
(2)政党の危機
(3)「危機の運動」
第3節 アイスランドへの視座
第4節 研究の位置づけ
第5節 本書の構成
第1章 先行研究と分析枠組み
第1節 凋落する政党、動き出す市民
(1)政党の市民社会からの離脱
(2)政党と市民のあいだへの視座
第2節 市民の政治参加を捉える
(1)脱政党的な政治参加――熟議という方途
(2)社会運動と政党――運動政党への着目
第3節 分析視角と手法
第2章 小さな島の、大きな変容――アイスランド金融危機の歴史的文脈
第1節 クライエンテリズムから新自由主義へ――アイスランド政治の特質
(1)クライエンテリズム政治
(2)新自由主義政治
第2節 アイスランドの金融化/負債化
(1)漁業の金融化
(2)日常生活の負債化と格差の拡大
第3節 鍋とフライパンで蜂起せよ!
まとめと小括
第3章 アイスランド市民憲法の「失敗」と可能性
第1節 金融危機から新憲法へ
第2節 憲法改正の包摂性と敵対性
(1)包摂性
a.国民会議
b.憲法議会/評議会
c.国民投票
(2)敵対性
a.政治的文脈に見る敵対性
b.新憲法草案に見る敵対性
第3節 議会の「迷走」と憲法改正の「失敗」
(1)左派連立政権の誕生と憲法改正過程の制度化
(2)憲法改正をめぐる攻防
(3)アイスセーブ問題、二〇一三年政権交代、社会民主同盟の変容
(4)二階の正統性問題
第4節 「失敗」の後で
(1) 社会民主同盟内の活動家たち
(2) 社会運動団体「立憲社会」の役割
まとめと小括 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 明石書店
- サイズ
- 20cm
- フォーマット
- 単行本
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