副詞から見た日本語文法史

川瀬卓/著

発売日:2023年2月

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ページ数
236p
ISBN
978-4-8234-1174-8
著者情報
川瀬 卓(カワセ スグル)
1981年生まれ。福岡県福岡市出身。九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。弘前大学人文学部講師、同人文社会科学部講師を経て、2019年4月より白百合女子大学文学部准教授

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商品説明

本書は、アスペクト、否定、モダリティ、行為指示や感謝・謝罪における対人配慮などの、日本語の文法現象と関わる副詞をいくつか取り上げ、副詞を視点として日本語文法史に迫ることを試みたものである。個々の副詞の歴史変化を記述するとともに、それを通して、副詞に見られる文法変化のありようを示し、日本語の歴史の時代的動向についても論じる。語史研究の先にある、副詞の歴史的研究の新たな可能性を実践的に示した書。

目次

はしがき
凡例


序章 副詞の歴史的研究における課題
1. はじめに
2. 副詞概観
2.1 副詞とは
2.2 副詞の下位分類
2.3 副詞の動的性質
3. 副詞の歴史的研究と日本語文法史研究
3.1 副詞の歴史的研究の方向性
3.2 副詞から文法変化の問題に迫る
3.3 副詞から日本語の時代的動向を見出す
3.4 副詞の語史と日本語文法史
4. 副詞を視点とした日本語文法史へのアプローチを目指して
4.1 本書の目的
4.2 扱う副詞群の特徴
4.2.1 擬声語の副詞
4.2.2 不定語と助詞によって構成される副詞
4.2.3 定型的前置き表現
4.3 本書の構成
5. 補説 近年の研究動向の概観
5.1 副詞の歴史的研究の活発化
5.2 方法論の面で注目される語史研究
5.3 まとまった語群を扱うもの
5.4 意味変化のあり方の提示や類型化を目指すもの
5.5 日本語の時代的動向に関連づけようとするもの
5.6 おわりに


I 副詞の歴史と文法変化

第1章 「そろそろ」の史的変遷
1. はじめに
2. 動きの様態を表す「そろそろ」
3. 近世における「そろそろ」の変遷
3.1 「と」の脱落
3.2 変化の進展を表す用法
3.3 事態発生時が近づいていることを表す用法
4. 用法派生の過程
4.1 動きの様態から変化の進展へ
4.2 変化の進展から事態発生時の近づきへ
5. 近代以降の「そろそろ」
6. まとめ

第2章 叙法副詞「なにも」の成立
1. はじめに
2. 現代語における「なにも」の2 つの用法
3. 「なにも」の歴史概観
3.1 否定との結びつきの推移
3.2 叙法副詞「なにも」の出現
4. 叙法副詞「なにも」の成立過程
4.1 「なにも」の述語の偏り
4.2 非存在文における「なにも」
4.3 さまざまな形式との共起
5. まとめ

第3章 近世における「どうも」の展開
1. はじめに

商品詳細

シリーズ名
ひつじ研究叢書 言語編第194巻
出版社名
ひつじ書房
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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