移民を排除する安全保障 フランスにおける「つくられた脅威」
発売日:2023年3月
- ページ数
- 231p
- ISBN
- 978-4-326-30325-0
- 著者情報
- 和田 萌(ワダ モエ)
京都大学総合人間学部を卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程を修了、博士(人間・環境学)を取得。日本学術振興会特別研究員を経て、現在:東北大学大学院国際文化研究科助教、専門は国際関係論、ヨーロッパ・フランスの移民政策
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
フランスでは人種・宗教・民族に関係なく市民を平等に扱う「共和国モデル」に基づき、移民はフランス社会に統合されると考えられていた。そんな中で、ムスリム・マイノリティはなぜ安全保障上の脅威として「構築」されていったのか。安全保障化をキーワードに、日常にひそむ包摂と排除の政治を浮き彫りにしていく。
なぜ移民は脅威と見なされるようになったのか。政教分離を原則とするフランスで、宗教性によって「脅威がつくられた」仕組みを解く。
フランスでは人種・宗教・民族に関係なく市民を平等に扱う「共和国モデル」に基づき、移民はフランス社会に統合されると考えられていた。そんな中で、ムスリム・マイノリティはなぜ安全保障上の脅威として「構築」されていったのか。「安全保障化」をキーワードに、日常にひそむ包摂と排除の政治を浮き彫りにしていく。
目次
序章 「移民」は安全保障に関わるのか
1. 人の国際移動は「脅威」なのか
2. 「移民」とは誰を指すのか
3. 本書の意義
4. 本書の構成
第1章 人の移動をめぐる政治
1. 人の移動と政治理論
2. フランスと移民
第2章 安全保障化という分析視角
1. 安全保障研究の地平
2. 安全保障化論――コペンハーゲン学派とパリ学派
3. 安全保障研究と実践論的転回
第2章補論 安全保障の権力と知
1. 国際関係論をめぐる批判的問い
2. 安全保障化論が依拠する認識論
第3章 移民の安全保障化
1. 安全保障化に関与できるのは誰か
2. サルコジ法以降の移民の安全保障化
3. 移民の安全保障化とオーディエンス
4. 安全保障を支える制度と日常的な実践
第4章 安全保障の語り手とメディア
1. 安全保障においては国家が中心なのか
2. メディア・フレームと安全保障化
3. フランスの「対テロ戦争」――シャルリ・エブド襲撃事件とパリ同時多発襲撃事件
4. マスメディアと安全保障化
第5章 排除と包摂の政治――安全保障化におけるライシテの動員
1. 守られるべき「我々」と,排除されるべき「彼ら」
2. 世俗化への挑戦
3. 立法化への要請
4. 政界におけるライシテ言説
第6章 安全保障化への抗い――脱安全保障化の実践
1. 脅威の解体に向けて
2. 安全保障化への対抗
3. 脱安全保障化とレジリエンス――ライシテ監視機構の活動
終章 安全保障という政治が行き着く先
1. 安全保障化から脱安全保障化へ
2. 今後の課題に向けて
あとがき
参考文献
事項索引
人名索引
商品詳細
- 出版社名
- 勁草書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。