古典戯曲と東方文化
発売日:2023年1月
- ページ数
- 490p
- ISBN
- 978-4-8140-0415-7
- 著者情報
- 鄭 伝寅(テイ デンイン)
(中国)武漢大学芸術学院教授。中国湖北省陽新県出身、1946年11月生まれ。1991年より、武漢大学芸術学院教授。1993‐1999年、武漢大学中文系主任、武漢大学文学院院長。1999‐2003年、武漢大学人文学院芸術学系主任。また、中国戯曲学会副会長、武漢市戯劇家協会副主席、湖北省戯劇家協会顧問、中国古代文学理論学会理事などを歴任
朱 虹(シュ コウ)
(中国)江南大学外国語学院日本語科准教授。中国安徽省淮南市出身、1986年8月生まれ。2008年、東北大学大学院国際文化研究科博士前期課程入学。2014年、同研究科博士後期課程修了。2017‐2018年、上智大学情報理工学部客員准教授、2014‐2019年、(中国)中南財経政法大学外国語学院日本語科准教授。2019年より現職
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商品説明
似て非なる東洋の伝統演劇はどこから生まれてきたのか。宗教は中国戯曲になにをもたらしたのか。
歌舞と科白、韻文と散文が交じり合い、様式性と仮想性に富む東洋の伝統演劇。その共通点は文化の伝播で説明できるのか。どういう違いがあり、それはどこから生まれてきたのか。多数の中国戯曲と能・狂言、サンスクリット劇、唱劇(朝鮮半島)、トゥオンやチェオ(ベトナム)などを比較考察する。また、宋元南戯・元雑劇・明清雑劇・明清伝奇の幅広い宗教劇の演目に焦点を当て、その特徴、時代による変遷、社会背景などを浮かび上がらせる。
目次
日本語版自序(鄭伝寅)
翻訳にあたって(朱虹)
凡 例
序 論
上編 古典戯曲と東方演劇
第一章 インドサンスクリット劇(梵劇)と中国戯曲との比較
一、中国とインドにおける伝統演劇の相違点
(一)戯曲と梵劇における性質の違い
(二)戯曲と梵劇における文体の違い
二、中印演劇スタイル「相似」説への質疑
(一)中印演劇スタイル「相似」説の提起
(二)中印演劇文体の似て非なる点
三、事例分析――『張協状元』と『シャクンタラー』
(一)『張協状元』と『シャクンタラー』の共通点
(二)『張協状元』と『シャクンタラー』の相違点
第二章 日本の能・狂言と中国戯曲との比較
一、中国戯曲は日本の伝統演劇の「母胎」である
(一)漢唐の「百戯」と能・狂言の創生
(二)元雑劇と能楽の創生
二、中日伝統演劇が果たす文化的役割
(一)中国戯曲――主流文化に排斥された「異端」
(二)能――将軍、幕府、大名の「式楽」
(三)狂言――能に従属する「式楽」
三、中日伝統演劇の形態における比較
(一)芸術構成――高度総合化
(二)表現形式――高度様式化
(三)審美形態――悲喜中節
四、中日伝統演劇のテキスト様式の比較
(一)能と狂言――「具体而微」の小型演劇
(二)中国戯曲――「体大思精」の大型演劇
(三)能・狂言の役柄――シテとワキ
(四)中国戯曲の役柄――行当化
(五)能のテキスト様式
(六)狂言のテキスト様式
(七)中国戯曲のテキスト様式
第三章 中国戯曲とベトナム演劇との比較
一、中国戯曲とチェオとの異同
(一)戯曲とチェオの創生
(二)戯曲とチェオとの異同
二、中国戯曲とトゥオンとの比較
(一)戯曲とトゥオンの創生
(二)戯曲とトゥオンとの精神特質の比較
(三)戯曲とトゥオンとの形式特徴の比較
第四章 朝鮮の唱劇と中国戯曲との比較
一、中国 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 京都大学学術出版会
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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