日本政治思想史 戦後編
発売日:2023年2月
- ページ数
- 236,6p
- ISBN
- 978-4-8420-5026-3
- 著者情報
- 広岡 守穂(ヒロオカ モリホ)
中央大学名誉教授。詩人。1951年生まれ
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商品説明
同時代史としての政治思想史を概観する完結編。
著者自身の経験も交え、同時代史としての戦後の日本政治思想史を概観する。『日本政治思想史』『続日本政治思想史』に続く完結編!
◆良き生き方は多様だ。自由なしに多様性はない。だから貧しくても自由、失敗しても自由。自由を大切にしたい。ひとりひとりの自由ということについて、日本人は保守もリベラルも左翼も、腰が据わっていない。おざなりだと思う。 親の反対を押し切って結婚し、宮仕えをしたくなくて学者になった。たいして勇気もない自分だが、自分の思うように生きたくて、大袈裟だが家父長制とたたかってきたのかなと思っている。(「あとがき」より)◆
目次
【序 章】同時代史のおもしろさと難しさ
同時代史の難しさ/世代が違うということ/西側の一員にふさわしい政治と思想/反戦平和、大人社会に対する反抗、うっすらした資本主義批判/戦後政治思想史の時期区分/市民社会と国際平和
【第一章】戦後民主主義――家族はデモクラシーの出発点である
政治と道徳/ふたり共同体から出発する―和辻哲郎の倫理学/愛によって社会を基礎づける―有島武郎『惜しみなく愛は奪ふ』自由な社会的結合の出発点―賀川豊彦『地殻を破つて』/生殖と経済―高群逸枝の『恋愛創世』/大正デモクラシーと社会的構築
【第二章】大きく変わった政治の論じ方
戦後は政治思想にとって稀有な時代だった/政治思想の戦後は1980年代に終わった/政治における主体性の探求/荒正人の『第二の青春』/政治と文学/政治技術―唐木順三の反近代思想/林達夫/政治的無関心
【第三章】組織と人間
人間が組織をコントロールできない時代か?/アメリカと日本――勝者と敗者の認識の違い/革命組織の危険と頽廃/花田清輝が語った政治と人間/谷川雁・革命的ロマン主義者
【第四章】政治の根源に向かう問い
政治とは何か/福田恆存―人は日々欲望を殺して生きている/吉本隆明の共同幻想論/『共同幻想論』に欠けているもの
【第五章】60年安保――15年遅れてきた戦後
民主か独裁か―竹内好/不服従の遺産/歌を生まない政治闘争/政治と青春の挫折/転向と挫折/市民主義とは何か/竹内好の国民文学論
【第六章】疎外と自己実現
政治思想の三つのテーマ/産業社会の構造をどうとらえるか/見田宗介/庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』/豊かさのパラドックス
【第七章】新しいステージへ――業績保守主義の台頭
思想の潮目が変化/SSM調査の衝撃/自由に対する視点の弱さ/イエ社会と間人主義
【第八章】資本主義像の変容
資本主義変容の構造/学生時代に読んだ本のこと/竹山道雄の保守主義
【第九章】21世紀へ
市民社会が力をつけた/保守派も進歩派も自由を軽んじていないか?/資本主義の文化的矛盾とアイデンティティ拡散症候群/政治理論の限界
商品詳細
- 出版社名
- 有信堂高文社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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