近代中国の国家主義(ナショナリズム)と軍国民主義(ミリタリズム)
発売日:2023年1月
- ページ数
- 192p
- ISBN
- 978-4-7710-3682-6
- 著者情報
- 小野寺 史郎(オノデラ シロウ)
1977年岩手県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授
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商品説明
現在の中華人民共和国を特徴づける「政党国家体制」と「党軍」というシステムは、いかにして成立したのか。本書は、近代中国の知識人たちによる、国民と国家、社会と軍隊、民衆と知識人の3つの関係をめぐるさまざまな論争の展開を繙くことで、近代中国の軍事観・平和観の特徴を分析するとともに、このシステムが形成された背景を追究する。
京都大学大学院人間・環境学研究科准教授
目次
第1章 中国における「民族主義」と「国家主義」の起源――梁啓超を中心に――
はじめに
1 梁啓超の「民族主義」
2 「民族主義」の流行と変容
3 革命派の「民族主義」と梁啓超の「国家主義」
おわりに
第2章 清末民初のミリタリズム
はじめに
1 清末におけるミリタリズムの展開とその特徴
2 辛亥革命とミリタリズムの再編
おわりに
第3章 科学とミリタリズム――中国における第一次世界大戦報道とその思想的影響――
はじめに
1 中国における大戦報道――『東方雑誌』を中心に――
2 多様な大戦観とその衝突
おわりに
第4章 第一次世界大戦期の中国知識人と「愛国」の群衆心理――陳独秀を中心に――
はじめに
1 文明・理性・公理と野蛮・感情・強権
2 五四運動前後の変化
3 五四運動評価の変遷
4 社会運動から政治運動へ/群衆心理の否定から利用へ
おわりに
第5章 民族か、階級か――1920 年代中国における「国家主義」の展開――
はじめに
1 国家主義的教育と中国青年党の成立
2 『醒獅』の創刊
おわりに
第6章 デモクラシーとミリタリズム――1920 年代中国の軍事・社会論――
はじめに
1 第一次世界大戦後中国の軍事観――「公理」と「強権」の関係――
2 国家主義からの軍事教育論――「自由」と「服従」の関係――
3 黄埔軍校の兵制構想――義務民兵制への期待――
おわりに
第7章 近代中国の平和論――「中華民族酷愛和平」考――
はじめに
1 梁啓超の「現実主義」的平和論
2 孫文の「国民性」的平和論
3 第一次世界大戦と「平和」の語り方
4 「酷愛和平」の一般化
おわりに
商品詳細
- 出版社名
- 晃洋書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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