もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために「増補」

加藤典洋/著

発売日:2023年2月

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版数
増補
ページ数
523p
ISBN
978-4-00-602349-2
著者情報
加藤 典洋(カトウ ノリヒロ)
1948‐2019年。文芸評論家、早稲田大学名誉教授。著書に、『言語表現法講義』(岩波書店、1996年、第10回新潮学芸賞)、『敗戦後論』(1997年、ちくま学芸文庫、第9回伊藤整文学賞)、『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(2004年、朝日新聞社/講談社、両著で第7回桑原武夫学芸賞)など

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商品説明

一五〇年にわたり三度訪れるナショナリズムの正体に、我々は向き合わねばならない。その起源が、幕末の尊皇攘夷思想である―新たに「どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。」「一八六八年と一九四五」の二篇を収録、批評家・加藤典洋による晩年の思索の増補決定版。

幕末、戦前、そして現在。3度訪れるナショナリズムの正体に、150年の時をへて我々は向き合わねばならない。その起源が幕末の尊皇攘夷思想である――。『どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。』「一八六八年と一九四五」を収録、批評家加藤典洋による晩年の思索の増補決定版。(解説・野口良平)

目次

「複雑さを厭わずに考える」こと――序に代えて

I 二一世紀日本の歴史感覚

 もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために――丸山眞男と戦後の終わり
  絶望のとき?
  丸山眞男――戦後民主主義の創作者
  手がかりとしての反時代性
  福沢、丸山、大江――忠誠と反逆のつながり
  福沢、丸山、山本――なぜ尊皇攘夷思想か
  尊皇攘夷思想と皇国思想
  大対立、中対立、小対立
  終わりに

 三〇〇年のものさし――二一世紀の日本に必要な「歴史感覚」とは何か
  はじめに
  明治一〇〇年から明治一五〇年へ
  現状――「後退国」
  アジアのなかでの特異さ
  「戦後か明治か」と「戦後も明治も」
  戦後の「むなしさ」
  明治の「浅さ」
  「なかったことにされた」ものの再帰――一八五〇年代と一九三〇年代と二〇一〇年代
  尊皇攘夷思想とは何か
  一八六八年の分断線
  三〇〇年のものさし――尊皇攘夷と現代世界
  最後に――丸山眞男の幻像

II どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。

 どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。――幕末・戦後・現在
  はじめに――演題について
  1 「犬も歩けば、棒にあたる」ということ
  2 間違う思考は、間違いか――吉本隆明さんとのやりとり
  3 「内在」から「関係」への転轍――『日本人の自画像』
  4 現代世界と尊皇攘夷の「変態力」
  5 幕末の攘夷思想と昭和前期の皇国思想
  6 吉本隆明の一九四五年
  7 護憲論の二階建て構造
  8 壁にぶつかる護憲論
  9 憲法九条から日米安保へ

III スロー・ラーナーの呼吸法

 ヒト、人に会う――鶴見俊輔と私
  できごと
  鶴見俊輔、一九七九〜一九八〇、モントリオール
  エピソード――道順、受講生たち、話の終え方、話し方
  『北米体験再考』、『私が外人だったころ』
  三〇センチのものさし
  うさんくさいということを、おもし ほか

商品詳細

シリーズ名
岩波現代文庫 文芸 349
出版社名
岩波書店
サイズ
15cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

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