満蒙開拓団 国策の虜囚

加藤聖文/著

発売日:2023年2月

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ページ数
290,7p
ISBN
978-4-00-600461-3
著者情報
加藤 聖文(カトウ キヨフミ)
1966年愛知県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。大和証券に勤めた後、早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程単位取得退学。現在、人間文化研究機構国文学研究資料館准教授。専門は、日本近現代史・東アジア国際関係史・アーカイブズ(歴史記録)学

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商品説明

満洲事変を契機として計画された日本各地からの農業移民は、日中戦争の本格化に伴い、陸軍主導の強力な国策となり、青少年までもが満蒙開拓青少年義勇軍として送り込まれた。開拓先で待っていたのは現地民の反発を受けながらの厳しい生活。そして敗戦がもたらした悲劇は今なお終わっていない。移民の計画から終局までの全歴史をたどる初の通史。

満洲事変を契機として計画された日本各地からの農業移民は、日中戦争の本格化に伴い、陸軍主導の強力な国策となり、青少年までもが満蒙開拓青少年義勇軍として送り込まれた。開拓先で中国人農民の反発を受けながらの厳しい生活、そして敗戦がもたらした悲劇は今なお終わっていない。移民の計画から終局までの全歴史を辿る初の通史。

目次

はじめに

第1章 満洲移民計画の浮上
 1 満洲事変と高まる移民熱
 2 農村不況の深刻化と満洲移民
 3 加藤完治の登場
 4 関東軍の移民計画
 5 拓務省の移民計画
 6 救農議会と経済更生運動の始動
 7 東宮鉄男の屯墾軍計画と試験移民の実現

第2章 迷走する試験移民
 1 試験移民の実施と入植地選定問題
 2 関東軍「日本人移民実施要綱案」と移民部の設置
 3 試験移民団の動揺と土地買収問題
 4 試験移民をめぐる移民部内の軋轢
 5 土竜山事件の勃発
 6 対満事務局の設置と満洲移民政策の転換

第3章 百万戸移住計画と本格移民の実施
 1 「満洲農業移民根本方策案」と関東軍の主導権掌握
 2 満洲拓殖株式会社と満洲移住協会の設立
 3 試験移民から本格移民への発展
 4 国策移民と自由移民
 5 満洲移民政策立案と満鉄経済調査会
 6 日ソ軍事バランスの崩壊と百万戸移住計画の浮上

第4章 経済更生運動と分村計画の結合
 1 農林省と満洲移民政策
 2 大量移民送出と中央省庁の関与拡大
 3 農村更生協会と分村・分郷計画の浮上
 4 経済更生計画と分村計画の結合
 5 満蒙開拓青少年義勇軍の創設

第5章 戦局の悪化と破綻する国策
 1 日中戦争と北辺振興計画
 2 「満洲開拓政策基本要綱」と移民政策の変容
 3 拡大する開拓民と目的の喪失
 4 開拓団送出をめぐる地方の反応
 5 義勇軍への傾斜と対象の拡散
 6 戦局の悪化と開拓政策の破綻

第6章 開拓団の壊滅と開拓民の戦後
 1 ソ連軍の満洲進攻と根こそぎ召集
 2 開拓団の壊滅と開拓民の引き揚げ
 3 緊急開拓政策と繰り返す国策の失敗
 4 犠牲者の慰霊と中国残留日本人問題

 おわりに――国策の責任とは

 注
 参考文献
 あとがき
 岩波現代文庫版のためのあとがき
 関連年表

商品詳細

シリーズ名
岩波現代文庫 学術 461
出版社名
岩波書店
サイズ
15cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

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